オリジナルのTEEボーンスピナーベイトは、奇をてらうことなく、サーチベイトに求められる基本性能
「よく飛び、よく動き、よく掛かる」を重視してパーツを選び、デザインに落とし込んだ“ザ・スピナーベイト”。
そのコンセプトはまったく変えず、構成要素それぞれの役割をしっかりと調整して
コンパクトにまとめたのが『ベイビーTEEボーンスピナーベイト』です。
ハイプレッシャーや過度のアピールを嫌う状況において“小さい”ことが
バイトチャンス増につながるのは真理であり、その点において日本基準と言えるでしょう。
【すべてをベイビー仕様に再構築】
アームの比率はオリジナルよりロワーを短く、アッパーを長めにすることで、スナッグレス性の高さとフッキングの良さを両立しています。
また、ワイヤの線径を細くすることでブレードの回転運動をヘッドに伝え、バイブレーションを最大限に引き出すバランスに組み上げています。
【水平姿勢とレンジの保持に寄与するオリジナルヘッド】
正面から見てT字のヘッド形状は、理想的なスイミングの追求から生まれました。
両サイドのエグレが水を受けて水平状態を作り出すのです。フラットな上面は浮き上がりを抑え、レンジキープのしやすさに貢献。
また、ヘッドに幅を持たせた構造は、障害物に接触して倒れた際にポイントガードとして機能し、根掛かりのリスクを軽減します。
【“小さい”を活かすためのブレードセッティング】
水噛みの良さと波動の強さをバランスよく備えたKEITECHカスタムブレードを採用。
シングルコロラドとダブルウィローの2タイプ展開です。
前者の心臓部は小ぶりな#3.5で立ち上がりが早く、ジグスピナー感覚で狭いスポットをチェックするのに適しています。
後者はフロント#2.8、リア#3.5を動力とし、強すぎない回転波動が身上。広く探りつつ、バスをスプークさせづらい組み合わせなのです。
【ビーズにもうひとつの役割を】
アッパーアームに取り付けた円錐形のパーツは『コーンヘッド・ウィードガード』。
円滑にブレードを回転させるため、その名のとおり、ボールベアリングスイベルやクレビスへの切れ藻などゴミの巻き込みを防ぎます。