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2010.03.29 |
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忘れていた経験 |
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春のリザーバーの爆発力は計り知れない。 しかし天候や、人為的要素によって大きく変わることを加味しながらマネジメントを組み、 今回初戦の戦い方は安定したスコアをあえて切り捨て、 スポーニング1陣として上がっている体力のあるキッカーをターゲットにした戦略を選択していた。
一つは最もキッカーフィッシュの密度の高いバックウォーター。 これは早いフライトを引くことが出来ればスタート地点よりほど近い筋で多くの時間を費やすことを考えていたのだが、31番という予選の2日間共に中間のスタート順ではそれも叶わなかった。 そして今回メインとなったのが最もフィッシングプレッシャーを受けると予想されていたシャローカバーをランガンで拾っていく展開。 もう一つはロードベットなどのフラットに存在するピンスポット。 いずれもレンジは2m以浅に限定しており、 特に前者のバンクから大きく垂れ下がったウッディオーバーハングの奥に潜むチョットしたカバーはルアーを入れにくい為、プリプラから公式プラクティス迄一貫して容易にバイトを捕ることが出来たのだった。
そこでバイトを確実に手にするための選択がベイトタックルを用いたスキッピンで、キッチリ ルアーを送り込むと言うアプローチ。 カバーに絡まれても高確率で捕れるタックルシステムをこの野村ダムで初めてトライしたのだが、 プリプラ初日から火を噴いていたほど超ストロングだった。 その翌日にバサーの取材を行ない狙い通りにプリメスで完結することが出来たのだ。 このアプローチに関しては後日改めてご紹介します!
そして大会初日のミーティング前、ボートが隣り合わせとなった河辺さんとの会話の中で、ベースウェイトは4500g? しかも3本で! などと冗談混じりで話していたのだが、実は本心でそう思っていた。 バイトの数は決して多くないが来ればデカイ。
その思いでスタートし、ファーストバイトは釣りビジョンのカメラが廻っている最中に取ったプリメスのキッカーフィッシュからだった。 そして初日はミスしながらも3本3044gで14位。
2日目は全て撃つ! しかしストップフィッシングの3時までの間、かつてない完全ノーバイトの1日となってしまったのだ。 その要因はフィッシングプレッシャーによって、バイトさせるためのルアーやそのアクションが異常にセレクティブになったことが考えられる。
優勝した馬淵選手とは極めて同様のエリア、スポットのバッティングがあったのだが、 彼との大きな相違点はルアーアクションに強いリアクション要素を盛り込んでいたこと。 「言われてみれば・・・」 と言う痛恨の思いだった。 過去の経験を生かすことが出来なかった。いや、忘れていたと言った方が正しい。
このことからもこの初戦野村ダムでは初心を忘れることなく、自らのスキル向上との両立を今一度考え直す必要性を痛感した1戦です。
そして応援して頂いている皆様には期待を大きく外す結果となってしまい申し訳ありません。 もちろん次戦への気持ちは更に強くなっています。 負けず嫌いの自分としてこのままで終われるはずがありませんから!
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