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2008.06.04 |
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KTFハイレブ & ハイギヤチューンド ピクシー |
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昨年末にほんの少しだけ触れたチューンドピクシーがいよいよリリース出来ることとなり、 改めてその全貌を本日ご紹介します。
そもそもバスフィッシングには他の魚種にはあり得ないほどの釣法とルアーの種類が存在し、 それらに最も適したタックルをチョイスすることでより明確に当たりを感じ取り、フッキングそしてランディングまでを快適に楽しむことが出来る。 特にロッドチョイスは前出の3つのアクションを的確にこなす上で非常に重要なアイテムの一つで周知の事実だが、リールの重要性に関しては無頓着のように思える。 つまり1本のロッドで全てもルアーを使いこなすことが出来ないのと同様に、 1台のリールでスモールプラグからビックベイトまで全てをこなすには無理がある。 リール本来のポテンシャルを理解し、適正なルアーウェイトで使うことによって満足の行くキャストフィールが得られるのだ。 ルアー = ロッド / リール / ライン の全てのバランスが大切で、1つでも間違った選択をすれば 即 使いにくさに直結する。
私はリールはメーカーにとらわれることなく自らが認めることの出来る製品のみを使っている。 昨年末に長年愛用してきたリョービ キャスプロメタルライトからアブ・レボエリートに機種変更をしたのだが、そのきっかけとなったのがピュアフィッシングから送られてきたレボエリートのポテンシャルに目を見張る物があったからに他ならない。しかしノーマルはかなりピーキーなセッティングで、フルキャストでバックラッシュしないバランスに手を加える必要があった。 一般的にはメカニカルブレーキを締めて騙し々使ってしまうのだが、それでは本来のポテンシャルを犠牲にしてしまうことになる。 ・超々ジュラルミンや、マグネシウムなどの超軽量金属のスプール ・フリクションロスの少ないSICベアリングへの交換や、ベアリング洗浄して軽いオイルを注油すること。 ・スプール自重を軽くすることで回転レスポンスを向上させる為に下巻きにPEラインを入れたり、 シャロースプールへの交換 等々。 メカニカルブレーキを締めることで、これらが全てが台無しになってしまうのをご理解頂けるはずだ。
そのリールが持つポテンシャルを100%生かし、決して投げやすさは損なわないこと! このコンセプトで完成したのがハイレブチューンド レボエリートだ。 しかしスプール経が35mmのリールで軽量ルアーやライトリグをキャストすることは不可能と言っていい。 そこで異なった性能を持つリールが必要になるのだが、キャスプロメタルライトを使っている頃から愛用しているのが、ダイワ リべルトピクシーだ。
このピクシーの持つポテンシャルは各メーカー全機種の中でも小径スプール(31mm)のレスポンスと、マグネットブレーキを持った絶妙なバランスのモデルで、右に出る物はないと言っても過言ではないだろう。 自重5g程度のルアーでも気持ちよくキャスト出来るので軽量プラグはもちろんスピニングのライトラインではヤバそうなストラクチャーへもライトリグでアプローチ出来る等その幅が非常に広のが最大の魅力だ。 その魅力を100%引き出すためにハイレブチューンを施し、アゲインストの中でのフルキャスト/ピッチングでもバックラッシュを気にせずキャスト出来るフィーリングは、まさに気持ちいいに値する。
しかしこのピクシーにも決定的なウィークポイントが存在する。 ズバリ、ギヤレシオだ! 5.8/1 と言うローギヤ比と小径スプールでの巻き取りスピードは 「遅い!」の一言。 ピックアップを早くしたい!このコンセプトは新たにギヤを設計する所からの出発となり、長期間の試行錯誤とテストを経てファーストプロトが完成したのが昨年。 ギヤレシオをいくつか設定し、最終的に決定したのが 6.4/1 だ。
このグラフを見ておわかりの通り数値上で10%のアップ、それぞれの長さはハンドル1回転時の巻き取長で、ノーマルとの対比で約6cmアップさせることに成功。 たった6cm? と思われるかもしれない。 実釣でピックアップスピードが遅いと感じることはなくなり、ノーマルのスピードをご存じの方なら思わず頬が緩んでしまうほどの違いを体感することになる。
ピニオンギヤも十字にカットしたことで、キャスト後にハンドルを少し回しただけでクラッチが入り、すぐにリトリーブスタートできると共に、ギヤの繋がりやすさも格段に向上した。
ハイレブチューンによりブレーキバランスを向上させ、 6.4/1 KTFハイギヤを心臓部に移植したリべルト ピクシーの最終モデル? エアリーレッドで完成させることが出来たのです。 このエアリーレッドは今までのモデルとは異なりファインチューンされている。 その大きな違いの一つが超々ジュラルミンスプール&タイプR仕様のインダクトローター。 これによって従来モデルよりスプールレスポンスが明らかに向上している。 ハンドル重量は2g程度増えたけれど、鍛造ハンドルで見た目も断然イケテル!
リリース予定は6月下旬。 ピクシー エアリーレッドは今後の生産予定が出ていないので、最後のピクシーになってしまう可能性を秘めている。
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