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2009.07.13 |
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究極のレスポンス |
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先日27シャロースプール(スーパーシャロースプール)を搭載したレボエリ ワークス仕様 フィネス の全貌をお知らせしましたが、 リリースの前に このメカのパフォーマンスを120%引き出し 超軽量ルアーのピッチンを よりストレス無く低弾道でビシッと決める為の、27シャロースプール ”こそ” の裏技をご紹介します。
始めにここで表現すると超軽量ルアーのウェイトとは5g未満を指し、 以前から同様の事を説いてきたと思いますが、スプールに巻くラインの量を極端に少なくし慣性モーメントを小さくする事がレスポンスアップのキーポイントです! 今回は具体的な数値も併せているので是非参考にして下さい。 ただしここで認識しておいて頂きたい事が1点。 要約して申し上げると、アプローチに必要最低限の糸巻き量にとどめる事で、スプール自重の増加を抑えレスポンスを損なうことなく超軽量ルアーを気持ちよく低弾道でアプローチする時に用いると言う裏技。 ですが、勘違いして頂きたくないのは、ベースとなるスプール自重が軽くなければ同様の結果は期待出来ないということです。27シャロースプールの自重は8.3g、これよりわずか2gでも重いとレスポンスは極端に低下してしまう事を忘れないで下さい。
このスプール自重8.3gと言う軽量化に成功したのは、スプールマテリアルは超々ジュラルミン(A7075)の軽量高強度マテリアルだからこそ。 ブランキングを施しても強度を損なうことなく、全体の材厚を見直しウィークポイントを排除するデザインとによって異次元の軽量化が実現したのです。
さて、その具体値とは50m!? ピッチンでは巻き量が50mもあれば充分過ぎる長さで、ある意味フルキャストにも対応出来ます。 この50mを27シャロースプールに巻く ハンドルの巻数はおおよそですが ノーマルギヤ6.4:1でハンドル巻数 約80巻 、 ハイギヤ7.6:1は 約70巻で約50m巻ける事になります。 ※ポンド数によって巻量は多少前後する事を認識しておいて下さい。 ただ50mと言う長さは一つの提案であってその長さがベストと言う事ではありません。 参考までに私は GWT64CLP+ でバレット2インチ(約3g)のノーシンカーをピッチン&ショートキャストで使う場合、バニッシュウルトラ6ポンドをハイギヤモデルで50巻(約35m)程度でとどめています。 実はこのラインの重量というのは想像以上に重いモノで、6ポンドのフロロカーボンライン100mの重量は、 なんと約9g(スプールより重い!)にもなる為、巻き量削減の重要性がご理解頂けるはずです。 このように使用目的や自らのスタイル、好みで巻数を探るのもセッティングと呼ぶにふさわしい事の一つですから是非色々と試してみて下さい。
そしてこのラインの巻量を削減してスプール自重を上げずに使用する場合に必須条件となるのが、 ズバリ ハイギヤモデルを使用する事! であり、これが最も重要なポイントです。 なぜなら、糸巻き量が少ない = スプール経が小さくなる = 巻き上げ長が少ない = ピックアップが遅くなり手返しの効率が極端に低下する。 そこで7.6:1(フルキャパ時の巻き取り長84cm)のハイギヤモデルによってピックアップスピード低下のストレスを完全にカバーする事が可能となるので、7.6:1ハイギヤとのコンビネーションが不可欠となるのです。 バニッシュ ウルトラ6ポンドで50巻/約35mがご覧のとおり。 ライン上の外径は約30mm。ピクシーのスプールにフルライン巻と限りなく同じ径になる。
これでラインとの合計スプール重量は11.1gに抑える事が出来る。 よって究極のレスポンスを得る事が出来るのだ!
と言う事で超軽量ルアーもゴキゲンにピッチン出来るワークス仕様 フィネスですが、 軽量ルアーしか対応出来ないと思っている方も少なくないはず? レスポンスに優れる27シャロースプールですが実際には1/2ozクラスの標準的なスピナーベイト(ダブルウィローでは全体自重で約20gはあるのだ)も強風アゲインスト下でフルキャストOK! と言うより軽くキャストしただけでカッ飛びです。 ただしこのウェイトのピッチンにはCBシャロースプールを装着した従来のワークス仕様の方が逆に扱いやすくなります。 14ポンドラインでもスプールキャパシティいっぱいまで巻くことで約55m巻けるので、フルキャストでラインが全て出きってしまう事はほぼ皆無。 これほどまでにバーサタイルなパフォーマンスを持ったメカがあっただろうか? 答えはNo! そのパフォーマンスと扱いやすさを両立させたファクトリーチューンドモデル レボエリートワークス仕様は、道具がキャスティングのスキルをアップさせてくれると言っても過言ではありません!
そしてバスフィッシングの中でも重要な道具の一つであるリールはニーズにマッチさせた選択をする時代にあると考え、使用するルアーのウェイト、ラインの太さに応じてのスプールキャパシティーを考慮して、 ノーマルスプール、シャロースプール、そして27シャロースプール(スーパーシャロースプール)を賢く使い分け、釣り方とアプローチに最もベストなギヤ比の選択と、ロッドとのトータルバランスを上手に組み合わせてベイトキャスティングの世界を思いっきり楽しんで頂きたいと思います。 |
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677 678 679 680 681 |
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