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2010.06.21 |
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糸巻き量の重要性 |
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昨年は梅雨入りしたのか不明確なままカラ梅雨で夏を迎えたのですが、どうやら今年も降らないカラ梅雨になりそうな予感。
さて、今日はベイトリールの糸巻き量について触れてみましょう。 と言うのも先日電話で今江選手と話した中で、リールへの糸巻き量を変えたセッティングを行なった結果彼の中に大きな変革があり、 「これはもっと多くの人に伝えて 理解してもうらうべきですわ〜!」 と言うのが事の発端なのですが、私自身一年以上前から数回にわたって、適正な糸巻き量について解いてきたつもりです。 このことはワークス仕様フィネスの取説にもゴキゲンに使用して頂くための事として記載していますね。 でも読んでいない人もいるかも知れませんね
それでは初めにベーシックな糸巻き量からです。 各メーカーほとんどのスプールのエッジ形状はほぼ同様で、 角度や面積は多少異なりますがエッジから斜めに落としてある部分があります。 画像のゴールドの部分です。
ラインをフルに巻くと言うのはこのエッジショルダー(ゴールドの部分)より下で巻きとどめることであり、 それよりも多く巻くことはブレーキバランスも悪くなるなどデメリットしか生じません。
このフル巻きの定義はスプールの外径、内径(底面径)ラインキャパシティに関わらず、 各メーカー共通のことと考えて下さい。
私は巻物での使用にはほとんどの場合フルラインより若干少な目に押えて巻くようにしています。 ある程度ウェイトのあるルアーでのキャストやピッチン向きと言うことです。
さて、次に軽量ルアーを使用する上でスプールのレスポンスを優先する為のいわゆるセッティングです。 先ずはラインキャパシティの少ないシャロースプールを使用することが大前提となります。 そこでワークス仕様 フィネスの27シャロースプールでご説明して行きますが、 その前に慣性モーメントについて理解して頂けると話が早いので、 物理学解体新書様の解説が非常に分かりやすいので必ず目を通して下さい。
27シャロースプールの自重は7.8g。他に類のない軽さによって慣性は小さく押えることが出来るため、 超軽量ルアーをゴキゲンにキャストすることが出来るのですが、 スプールエッジ一杯までラインを巻いてしまうと、ラインの重さで慣性が大きくなってしまい。 スプールの回りだし(レスポンス)が悪くなり軽量ルアーのピッチンでは終速での伸びが無く、 ルアーが水面から浮き上がってしまい 思い通りのアプローチが出来ません。
そこで使用するルアーウェイト、その目的に必要な長さのライン+αに止めること! 何故ならラインの自重は皆さんが想像している以上に重く、フロロカーボンの10ポンド/20mで2.3gにもなるのです。 ですから極力死に糸を排除することでレスポンスを殺すことなく、ゴキゲンなアプローチが可能になるのです。 その具体的な糸巻き量については究極のレスポンスを改めてご一読下さい。
今江氏曰く 昔からスプールエッジまでシッカリラインを巻いてきた自分としては、スプールの底面が透ける程度にしか巻かないのはあり得なかったとも言っていたのですが、 あることがキッカケとなり今までも使用してきたワークス仕様 フィネスで極めて少ない巻き量にトライしたことでそのレスポンスに衝撃を受けたと言うことです。
つまりスプールの自重が0.5g軽くなるだけでも レスポンスは体感できるほど変わるのですから、 仮に2gも軽くなれば激変することになるのです。
繰り返しになりますが、 ・ベースとなるリールのスプールは浅溝 且つ 自重が軽くなければ同様の結果は期待出来ない。 ・ハイギヤモデルを使用する事! この2点が最も重要なポイントで、死に糸を極力削減することです。 霞ヶ浦戦で使用していたそのままの糸巻き量の一例ですが、8ポンド/30mがご覧の通りです。
死に糸の削減でライン交換のサイクルは今までよりも短くすることが可能になるので、 市販のスタンダードな100m巻きなら最低2回。場合によっては3回イケル! ですから常にフレッシュで強い状態のラインを使うことの出来るメリットもあります。 ただし万が一の時も考慮して交換用のラインはボートのストレージに搭載しているし、 オカッパリの時にもクルマには常備していますよ。
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890 891 892 893 894 |
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