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2013.07.22 |
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TOP50第3戦霞ヶ浦水系を振り返って |
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TOP50第3戦霞ヶ浦水系。 今大会は梅雨明けミッドサマーでの開催のタイミングではあったが、低気圧の位置などの諸条件によってこの時期にしてはあり得ない程の涼しいと言うか”寒い”と言っても良い程のコンディションだった。 公式プラクティスから早朝の気温は18度を下回りスタートフィッシングではジャケットやレインスーツなどを着ていなければ移動もストレスに感じる程で、水温も25度前後と2週間前のプリプラクティスの時点よりも下がっていると言う前代未聞の変わりようだ。 当然熱中症対策として準備していた遮熱パラソルの出番も皆無。本来なら連日の暑さによって高水温でタフな状況を予測していたのだから今回の涼しさは体力的のみならず、釣果的にも良い方向に転じてくれたのかも知れない。 故にコンディション把握に努める公式プラクティスでの感触はエリアが広い分あまりにザックリとしたモノだったが、 エリア、タイプオブスポットスポットのそれに準じたルアーのセレクトととして大まかに3タイプは判断出来たと言っていい。 ズバリメインエリアはフィッシングプレッシャーの低い霞ヶ浦本湖! ハードボトム、マンメイドとエリアによってシチュエーションは様々。但しバイト数は極めて少なくリミットメイクは難しいのだが、キッカーフィッシュを多くストックするだけにビッグウェイトを得るには絶対的なアドバンテージを有するのが霞ヶ浦本湖であり、仮に決定的なパターンの見極めることが出来た場合には!!! 逆に激ハマリに至らずとも「凌ぐ」ことの出来るマネジメントを以て本戦に挑むことが可能なのだ。 本湖のキッカーフィッシュ! これでリミット達成すれば余裕の6Kgオーバーだが。
(Day1) 本来の予選初日は強風の予報となっていたが、スタートに向けて20名程が先んじてランチングを開始していたが、開催会場スロープの真っ正面の方角、北東の風が徐々に強まり湖面は一瞬にして白波に変化しボートを係留しているロープも切れる始末。 急遽ドック内へ待避して、スタートは8時までウェイティングとしたが、 予報は時間の経過と共に更に強くなるとのことから安全を第一にキャンセルとなった。 そしてこの北東風による影響は少なからず出ていると考えるべきで、事霞ヶ浦水系ではウィンディショアからバスが消えることも常なのだ。 因みに私がエリアマネジメントしていた多くが西岸であり、正にウィンディショアとなっていた。 その不安を抱えながら実質の初日を迎えることとなるわけだ。
Day1 風は夜中も止むことなく吹き続け、昨日程ではないが早朝から北東風は相変わらずで、湖面の白い波頭はラフウォーターでのランを覚悟する程だった。 フライトは9番。風の不安はそのままだが霞ヶ浦本湖へ向かい公式プラクティスでは好感触で且つ比較的風の影響の少ないエリアから様子をうかがうも完全ノーバイト。 本命エリアの西岸ハードボトムへボートを走らせてみたが、風と波でボートをステイさせるのがイッパイいっぱいでライトリグは完全にノーカンジ・・・。 となればルアーの中では一つのパターンに組んでいたシャロークランク ナックルペッパータイニーで直ぐにバイトしたのはいまや霞ヶ浦水系では有名な外道キャットフィッシュだった。 因みにコヤツがそのスポットに存在しているとバスの居る可能性はほぼゼロと言っていい。 同じ西岸だがエリアを変えてトライするも風による影響なのかことごとくバスが消え、キャットフィッシュに変わってしまっていたと言う落ち付きだ。 風も止むことなくエリア変更せざるを得ない選択肢の中でマンメイドでモスのダウンショットと、カバーでのゴンパチスイミーでナイスキッカーの2バイト/2フィッシュのみで完全に風に振り回されてしまい 実質のDay1は2064g/29位と大きく出遅れてしまった。
Day2 初日の風によるキャンセルになったことで、通常のスタート時間より1時間早くスタートし、ストップフィッシングも13時から14時へと1時間延長して予選による足切り無しの全選手出場に変更して行なわれた。 トーナメントエリアも広大で2日間での戦いともなれば極めて賢明なレギュレーション変更と言える。 そして最終日は7月とは思えない寒さながら公式プラクティスから通して最も穏やかな朝を迎えウェイトアップの予感ともにモチベーションも一気に高まる。 スタートフィッシングは北浦のマンメイドストラクチャーを数箇所チェックしそのままメインエリアとしている霞ヶ浦本湖西岸のハードボトムへ向かった。 余談だがラフウォーターでのドライブは腕や肩は勿論全身筋肉に異常なな程力が入ってしまい思いの外疲れるのだが、この日は希な程とても楽な45分のドライブだった。
メインエリアとしていたハードボトムは水深1m以浅からのブレイクのショルダーをゴンパチスイミーのネコリグで 手返しを重視するため極めてショートディスタンスでのダウンヒルアプローチにて リフト&フォール/ズル引き/シェイクと様々にアクションを変えてトライ。 昨日はキャットフィッシュに占領されていたこのエリアだが、ボラの逃げる数や水面泳ぐシラウオなど明らかに生命感が異なっており状況が変わっている事が即座に判断出来た中において比較的早い時点で リフト&フォールでのゴンパチアクションにププッとギルのようなバイト!その直後ラインがス〜っと動いた。第2戦遠賀川でもあった「例のバイト」のその正体はスーパーナイスキッカーフィッシュだった! その後時間を重ねいくつかミスバイトしながらも更にキッカーを追加。 エリアを変えながらライブウェルにクォリティーフィッシュを追加する事が出来たが 2つのミスをしたことで完璧なマネジメント通りの展開とは行かないまでも4本で4180gをウェイン。 全てゴンパチスイミーのネコリグのリフト&フォールがもたらしてくれたキッカーフィッシュたちだ。 因みにリフトさせる高さのイメージは10cm程度で即座にフリーフォールさせるのがベストアクションだった。 Day2は単日4位リザルトは13位でフィニッシュ。Day1での遅れは挽回したがその分初日の成績が悔やまれる結果となってしまった。
TOP50第3戦霞ヶ浦水系 東レソラロームカップ
そして見事今大会を制したのは 同ティムコティームの 北大祐 プロ ! 遂にTOP50の優勝を手にしたのだ。 公式プラクティスの最中に広大な霞ヶ浦本湖で遭遇した一コマだが良い感触を得ていると言っていただけに自信を持って挑み 得た勝利だと言って良いだろう。
2010/2011年のJBクラシック連覇に続き、今回はTOP50第2戦遠賀川での勝利に続くティムコティームの連勝と言う訳だ。
暫定年間ランキングは7位。非常にポイント差の詰まった激戦となっているので残りの一戦たりとも外すことは出来ない。 そして今大会も皆様の応援心より感謝致します。 その力を糧に更に高いモチベーションで次戦以降も全力で挑んで行きます。
タックルデータ ロッド : フェンウィックS-TAV63CL リール : KTF アルファスフィネス ライン : バークレーバニッシュ レボリューション7ポンド ルアー : サワムラ 5.8スイミーバレット+ワンナップシンカー1/24oz ネコリグ フック : ワイルドモスキート#2/0
ロッド : フェンウィックGWT60CL-KTF リール : KTF アルデバランBFSフィネス(プロト) ライン : バークレーバニッシュ レボリューション7ポンド ルアー : サワムラ ワンナップモス#2/0+ハンハントレーラー シンカー:ザップダウンショットシンカー2.7g
ロッド : フェンウィックTPMX65CLP+ (プロト) リール : KTF アルファスフィネス ライン : バークレーバニッシュ レボリューション12ポンド ルアー : ティムコ ナックルペッパータイニー
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381 382 383 384 385 |
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