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2008.11.28 |
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フィッシングスタイルの認識 |
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今日はいきなり冒頭から突っ走るが、 釣り人それぞれに独自のフィッシングスタイルが存在し、事タックルに関しては好みや主観によって千差万別とも言っても良い程だ。 その中でもロッドは自らのフィッシングスタイルと使用感の一致を自己判断するのは簡単なようで実は非常に奥が深い。 このフィッシングスタイルの相違と言う点でフェンウィックのプロスタッフである相羽選手と私とではロッドに求める物が全く異なるのだ。このことは以外に知られていないが、嘘偽りのない事実だ。 つまりブランクの特性は勿論、長さ、テーパー、バランス。それはキャスティング、アクション、フッキング、取り込みに至るまでの全てが異なるということで、これは人間である限り当然のこと。好んで使用するロッドが違うのは必然なのだ。 つまりロッドの開発には様々なフィッシングスタイルの流れを必要とし、様々なニーズに対応させて行くことが不可欠な時代に突入していると考えるべきだ。 このフィッシングスタイルによって好みのロッドも大きく違ってくる事実は、テクナGPがデビューした頃に私の中での自己判断が明確に確立した時期だったと言える。 相羽選手はこのGPが持つブランク特性を好むフィッシングスタイルに対し、私はスーパーテクナとゴールデンウィングを好むと言ったように、求めるところが全く違ってもそれぞれのニーズを満たす事の出来るフェンウィックのプロスタッフであることを掛け値なしに大きな喜びとして感じ、この25年間を誇りとして胸を張ることが出来るのです。
それぞれのフィッシングスタイルにマッチしたロッドチョイスが的確に出来ているかを判断する目安として、 今現在使っているタックルの中でほんの少しでも不満があるロッドはあなたのスタイルにはマッチしていないことを認識する必要があると思うのです。 私がロッドに求める物は軽さと感度。しかしただ単に薄いブランクはトルクが細く、高弾性カーボンではキャストしにくくなってしまう。 テーパーやパワーバランスも重要な要素の一つではあるが、ブランクの持つ特性を理解するとジャストフィーリングのロッドに出会うことが出来るのです。
現行のゴールデンウィング ツアーエディションは前記した特性で突出したフィーリングを持ったブランクであり、このブランク特性を生かすことで他にはなし得ないフィーリングのモデルが出来ると確信したのが、KTFモデルの60SLと62SULだった。 その後もいくつかのモデルが一般リリースされると同時に、ニューコンセプトプロトの開発を精力的に行っており、先月にファーストプロトとして仕上ったGWT64CL-P+も私のフィッシングスタイルにバチッとハマッテおり、オールスタークラシックの試合中に確信出来る仕上がりだったのだ。
実にこのフィッシングスタイル自体もタックルの進化と共に徐々に変化しているのも事実で、パッと思いつくところでは、バレット4インチ(1/4ozクラス)のノーシンカーだ。ロドリのビッグフィッシュマッチプレーの合川ダムでは4バレットでハメテいるがその時のタックルはスーパーテクナ63SLで4ポンドラインというセレクトだったはずだ。レイダウンなどにサスペンドするキッカーフィッシュに対してのアプローチで絡まれてミスするリスクがあったが、今なら間違いなくGWT64CLP+にハイレブチューンドピクシーをセレクトしラインは6or8ポンドでフルキャストしているところだ。
ゴールデンウィング ツアーエディション KTF特注モデルとして最初で最後の60SLと62SULですが、私のフィッシングスタイルにマッチするモデルとしての完成度はフェンウィック史上でも間違いなくベスト10に入る逸品で、手にした方の中には複数本持つ方も少なくない程です。残念ながらいよいよそのストック量に赤信号が点滅し始めてしまいました。
まだまだ書きたいことは山程あるので、いずれ機会を見て。 |
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