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2013.02.05 |
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アラミドヴェール+Powerlux |
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通常カーボンロッドの製造工程は、カーボンシートという繊維シートを強度方向などを考慮してマンドレルと称する金属の芯金に複数重ねて巻きます。 この時に強度やネジレ等の強度向上のためにカーボンシートの繊維方向を○軸や×軸と言ったように多くする製造工程で強度を得るのが一般的な工法ですが、 テクナブランクスにはカーボンシート+全方向の強度を有する「アラミドヴェール」を積層しています。 このアラミドヴェールの素材特性によってネジレと潰れに極めて強く、しなやかでありながら非常に高い復元力(高トルク)を併せ持つブランクとなるのです。 そしてファーストモデルでもあるテクナAVを経てスーパーテクナ&テクナGPへと最先端テクノロジーに支えられて進化を遂げてきました。
およそ15年前私が始めて「アラミドヴェール」を採用したテクナAVを手にした時の衝撃はあまりに強烈でした。 スピニングモデルではダウンショットスペシャルやドラッギングスティック。 ベイトモデルにはキャリラバ専用のスティッフなモデルやマグナムクランキン、スローロール等に特化したモデルを含めたフルラインナップでスタートしました。
そして昨年プロトモデルとして数年ぶりの衝撃的なブランクとの出会いが、 「アラミドヴェール」+3M Powerlux のテクナPMXでした。
ところでPowerluxとは、簡単に説明するとナノサイズ(1ミリメートルの百万分の1)の新型球体シリカ粒子を配合したレジンシートのことで、 前にご説明しているマンドレルにカーボンシートを巻く際に、アラミドヴェールと共にこのPowerluxを間に積層して巻きます。 この状態で釜で焼くことにより Powerlux(樹脂のシート)が溶融して、繊維の隙間に微細な粒子が入り込み高密なマトリックスを形成すると言う いわゆる最新テクノロジーの接着材なのです。 そしてアラミドヴェールとPowerluxの融合によりこれまでにない驚異的なパワーと耐久性に加え、より軽量で高感度ロッドを作ることが可能となりました。 その強度はおよそ10%程度UP、ブランク重量も約10%程の軽量化と 極めて理想的なブランクが完成したのです。
スーパーテクナの軽さとキレ、高感度。そしてルアーウェイトを容易に乗せる事の出来るテクナGPのキャスタビリティの高さが見事に融合した正にイイとこ取りのブランクスが テクナPMX なのです。 しかもテクナブランクでの代名詞とも言えるトルクはこれまで以上に強く、粘るリフティングトルクは勿論、フッキング時の瞬発的なトルクにおいても完全両立しているのもPMXの強烈なアドバンテージです。
各モデルの特性などの詳細は日を改めてご紹介します。 またPMXのデビューは4月下旬〜5月初旬の予定で現在進んでおります、 因みに少し早いですが本日よりご予約の受付もスタート致しました。 |
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