サワムラ式 沢村幸弘オフィシャルブログ
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2019.11.26
スティーズ AIR TW
 
  昨日グローブライドのHPにて発表となった来期モデルのリール、スティーズ AIR TW

実はこのリールの開発に携わったのはおよそ2年半前のことでこの時の記事でチラ見せしたのが最初の事だ。

当初はタキオンと言うネームコードで後にスティーズCTとして始まったニューコンセプトのメカでスプール径30φを搭載した全く新しいリールだ。そのファーストプロトがこれ!



現在のスティーズCTとはだいぶん異なるシェイプだがこういうところからスタートするのだ。
同時に世界最小径28φのスプールをインストールしたスティーズAIRも並行して開発は始まっていた。
CTの発売からAIRのリリースにはおよそ1年先になると言うことで、ハンドルシャフトを短くしてよりコンパクトなリールにすることから始まりファーストプロトとして形になったのがコヤツだ。


そして今年の初夏にブレーキのセットアップのセカンドトライで かなりいい線に仕上がり9月開催のTOP50霞ヶ浦水系での試合に実戦投入しメインタックルの一つになっていた程だった。
その時のセッティングはフェンウィックエイシス62CULP+(2020年リリースのバーサタイルベイトフィネスモデルでこれは別の機会にご紹介しよう)
にスティーズAIRをセットしPEライン1.2号を巻いて野良ネズミを葦やカバーにスキップキャストでアプローチして行くもので、
スピニングでキャストするよりも遥かにルアーをコントロールしやすいと言う決定的なアドバンテージがあった。
と言うのもスピニングでの野良ネズミのスキッピンではラインサミングが少々厄介で勢いよく入れ過ぎれば足の奥まで突っ込み過ぎて引っ掛かってしまうことがよくあるのだが、
そこはベイトタックルにおけるサミングのし易さが実に絶妙で距離感を意のままにのコントロールしてキャストを繰り返すことが出来る。
そしてそのキャストをイージーにさせてくれるのが28φの低慣性スプールとその圧倒的な立ち上がりレスポンスにあり、なおかつ低慣性軽量であるからこそバックラッシュを最低限に抑えてPEラインでのスキッピングをゴキゲンに決めることが出来るのだ!

小径 低慣性スプールの最も優れた点がそこに凝縮されていると言っても過言ではない。そして小径による巻き上げスピードの低下は9.1と言うハイギヤが補って完全ストレスフリーのスーパーベイトフィネスモデルが出来上がったわけだ。


因みにAIRブレーキの最終的なセッティングは先月に行ったテスト&ロケで完全に仕上がり、スティーズCTに対応のKTFフィネススプールのKAHENと同様にフルキャストではバックラッシュを恐れず ピッチングも快適な低弾道でのキャストを可能にした完全両立のマグネットブレーキシステム。

スティーズ AIR TW 先行予約スタート 2020年1月リリース
 
   
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