サワムラ式 沢村幸弘オフィシャルブログ
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2010.06.28
今年の桧原湖は如何に?
 
  桧原湖戦での成績は 2007年/5位、 2008年/2位、 2009年/2位、
相性も良く、何と言っても大好きなタイプのフィールドの一つなのだが
今回はプリプラクティスを行なっていないこともあり何がハマルか全く予想が付かない。
とりあえず思いつくところは全てランクルとレンジャーにブッ込み とりあえずタックル関係の準備は一段落したところだ。

用意した物は異常に多くあれやこれやかき集めた物の、実際にそれだけ多くのルアーを的確に試すことが出来るのか 我ながら疑問に感じてしまう程で、
中には今までに投げたことのない超奇天烈物まで持ち込んでいる始末。

明日の早朝に河口湖を出発し 午前中には現着の予定なので、
半日掛けてじっくりマネジメントを練りながらルアーをロッドにセットしていくつもりだ。
しかしどう練ろうか全くノーアイディアなこの感じは 焦りなのか はたまた余裕から来るのか?
いずれにしても普段にはない緊張感をも強く感じるのだ。
故に楽しみで仕方ない2010年の桧原湖は如何に

昨年のDay1にゲッツしたラーちゃん
勝つために”ラーちゃん”は不可欠
 
   
2010.06.27
63CLと64CLP+の使い分け
 
  今年のティムコはNEWアイテムが目白押し。
グロッキー70、ステルスペッパー、そして昨日入荷したのが超奇天烈発想のノッキングペッパー
さらにはもう間もなく GWT63CLJ が届く予定になっています。
昨年リリースとなった64CLP+J。 今春には610CLP+J
そしてこの63CLによってベイトフィネス専用ロッドは3アイテムに増え、様々なシチュエーションに対応出来るようになってきました。
ただ、アイテムが増えることによってその使い分けというのがロッドをセレクトする際に迷いいがちとなります。

そこで、的確に使い分けて頂くために 63CL と 64CLP+ の違いをご説明致します。
フィネスルアーの操作性とキャストフィーリングに最も適したテーパーは不可欠な部分ですから
両モデル共にやや前よりのミディアムファーストテーパーですが、
明確な違いはティップ〜ベリー〜バット 全セクションのパワーです
そして今回の 63CL から初搭載となったONIガイドシステムによって操作性も飛躍的の向上しています。

さて、63/64のいずれかをセレクトする上で、ルアーウェイトの分岐点はおおよそ6gです。
・バレット4インチのスローシンキングのノーシンカーワッキーでワイルドモスキート#1との重量は約6g
このウェイトの場合私は 64CLP+ をセレクトします。
・バレット3インチのファストシンキングのノーシンカーワッキーでワイルドモスキート#0との重量が約5gで、この場合には 63CL を使用します。

ウェイトは微妙ですがサイズで明確な差が出るものです

両ルアーのウェイトは非常に微妙ですが、水中で受ける水の抵抗なども加味するとご理解頂けるはずです。
ですからシャッドやスモールクランクなども単にウェイトだけで判断せず引き抵抗も同時に考慮することで、丁度良いところでのロッド選択が出来ると言うことです。
すでに 64CLP+ をお使いの方なら言わんとしていることが理解してだけるはず。
今まで64では微妙に強いと感じていたルアーや、ロッドにウェイトが乗り切っていないと感じていたところが 63CL によって完全対応出来ると思って下さい。

前記した例を具体的に挙げると、
スローシンキングのベルトロミノー と サスペンドのダンクの自重は共に5g
単にウェイトだけで判断した場合 63CL と言うセレクトになり、ショートリップのベルトロミノーはドンピシャですが、ダンクの場合リップが受ける水圧(引き抵抗)を考慮すれば間違いなく 64CLP+ がベストセレクトと言うことです。
同自重でもリトリーブ抵抗は全く異なります
この考え方がベストなタックルバランスを見極めるカギとなる訳ですが、
より細分化することによってルアーの操作性、キャストフィール、フッキングに至るまでの全てが劇的に向上するのです。
ルアーがより軽くなり、繊細であればある程この傾向は更に顕著になるので、
的確に使い分けることを忘れないで下さいね。
 
   
2010.06.25
ピーキーなドラグセッティング
 
  今日は寝不足ッ。と言う方は多いでしょうね。
私ももれなくなのですが、2時半まで頑張っていましたが、やはりムリでした。
日本の勝利をニュースで知った訳ですが、嬉しい反面 根性で起きていれば良かったと後悔を・・・ 
と言うのも録画もせずにソファーで墜ちてしまったからです。
決勝リーグは来週29日の23時にパラグアイとの対戦ですが、翌日から桧原湖戦の公式プラクティスですから観戦している場合ではないので更に残念。

その桧原湖に向けての準備も着々と進んでおり、今日はスピニングのドラグセッティング変更。
タイトラインを使用する上にスモールマウスの引きの強さに完全対応させるためのピーキーなセッティングの台数を増やしたのですが、スタンダードなセッティングのリールとの判別が直ぐ出来るように
今回IXAのハンドルノブに交換してノブキャップのカラーを変えてみました。

ライトブルー/ピーキー  レッド/ややピーキー  ゴールド/スタンダード
ハンドルが上向きなので一目瞭然

どの様にピーキーなのかというと、フッキング時のドラグテンションは決して滑ることのない状態から、
ドラグノブを180度緩めることで 急激な突っ込みに対しても決してラインブレイクすることのない
ゴキゲンなドラグテンションに仕上げるというもので、テンション変化量を更に大きくしています。
この調整は非常に微妙で、とある箇所のクリアランスが 0.05mm (100分の5mm) で変わる程シビアなセッティングなので個人的にはメチャ楽しいチューンでした。
 
   
2010.06.24
バードセイバー
 
  先週ショップの硝子に小鳥が激突したことについて書きましたが、同様の事故は様々なところで起きているようです。
特にキャリルのウィンドウは全面硝子張りなので、商品を保護する目的で紫外線防止の薄いミラーフィルムが貼られています。
ですから晴れた日には正に鏡状態となり外の景色が映り込んでしまいます。

店内と写り込んだ外観の微妙な感じが・・・

鳥には映り込んだ景色が硝子であると判断出来ずにそのまま激突してしまうと言うことです。
実はサワムラ式をチェックして頂いている方からご連絡を頂戴しまして、小鳥の衝突事故を未然に防ぐ目的のバードセイバーと言うステッカーの存在を知る事が出来たのです。

早々に取り寄せて ど真ん中に貼ってみましたが、これで大丈夫? とも感じてしまうのですが、
その効果は想像以上に高いようです。

猛禽類を恐れて近寄らないとか?


 
   
2010.06.21
糸巻き量の重要性
 
  昨年は梅雨入りしたのか不明確なままカラ梅雨で夏を迎えたのですが、どうやら今年も降らないカラ梅雨になりそうな予感。

さて、今日はベイトリールの糸巻き量について触れてみましょう。
と言うのも先日電話で今江選手と話した中で、リールへの糸巻き量を変えたセッティングを行なった結果彼の中に大きな変革があり、
「これはもっと多くの人に伝えて 理解してもうらうべきですわ〜!」
と言うのが事の発端なのですが、私自身一年以上前から数回にわたって、適正な糸巻き量について解いてきたつもりです。
このことはワークス仕様フィネスの取説にもゴキゲンに使用して頂くための事として記載していますね。 
でも読んでいない人もいるかも知れませんね


それでは初めにベーシックな糸巻き量からです。
各メーカーほとんどのスプールのエッジ形状はほぼ同様で、
角度や面積は多少異なりますがエッジから斜めに落としてある部分があります。
画像のゴールドの部分です。
見本として2カラーで分かりやすいスプールでしょ。

ラインをフルに巻くと言うのはこのエッジショルダー(ゴールドの部分)より下で巻きとどめることであり、
それよりも多く巻くことはブレーキバランスも悪くなるなどデメリットしか生じません。

この糸巻き量がフルラインです!

このフル巻きの定義はスプールの外径、内径(底面径)ラインキャパシティに関わらず、
各メーカー共通のことと考えて下さい。

私は巻物での使用にはほとんどの場合フルラインより若干少な目に押えて巻くようにしています。
ある程度ウェイトのあるルアーでのキャストやピッチン向きと言うことです。


さて、次に軽量ルアーを使用する上でスプールのレスポンスを優先する為のいわゆるセッティングです。
先ずはラインキャパシティの少ないシャロースプールを使用することが大前提となります。
そこでワークス仕様 フィネスの27シャロースプールでご説明して行きますが、
その前に慣性モーメントについて理解して頂けると話が早いので、
物理学解体新書様の解説が非常に分かりやすいので必ず目を通して下さい。

27シャロースプールの自重は7.8g。他に類のない軽さによって慣性は小さく押えることが出来るため、
超軽量ルアーをゴキゲンにキャストすることが出来るのですが、
スプールエッジ一杯までラインを巻いてしまうと、ラインの重さで慣性が大きくなってしまい。
スプールの回りだし(レスポンス)が悪くなり軽量ルアーのピッチンでは終速での伸びが無く、
ルアーが水面から浮き上がってしまい 思い通りのアプローチが出来ません。

そこで使用するルアーウェイト、その目的に必要な長さのライン+αに止めること!
何故ならラインの自重は皆さんが想像している以上に重く、フロロカーボンの10ポンド/20mで2.3gにもなるのです。
ですから極力死に糸を排除することでレスポンスを殺すことなく、ゴキゲンなアプローチが可能になるのです。
その具体的な糸巻き量については究極のレスポンスを改めてご一読下さい。

今江氏曰く
昔からスプールエッジまでシッカリラインを巻いてきた自分としては、スプールの底面が透ける程度にしか巻かないのはあり得なかったとも言っていたのですが、
あることがキッカケとなり今までも使用してきたワークス仕様 フィネスで極めて少ない巻き量にトライしたことでそのレスポンスに衝撃を受けたと言うことです。

つまりスプールの自重が0.5g軽くなるだけでも レスポンスは体感できるほど変わるのですから、
仮に2gも軽くなれば激変することになるのです。

繰り返しになりますが、
・ベースとなるリールのスプールは浅溝 且つ 自重が軽くなければ同様の結果は期待出来ない。
・ハイギヤモデルを使用する事!
この2点が最も重要なポイントで、死に糸を極力削減することです。
霞ヶ浦戦で使用していたそのままの糸巻き量の一例ですが、8ポンド/30mがご覧の通りです。
ピッチン&ショートキャストであればこれで充分。

死に糸の削減でライン交換のサイクルは今までよりも短くすることが可能になるので、
市販のスタンダードな100m巻きなら最低2回。場合によっては3回イケル!
ですから常にフレッシュで強い状態のラインを使うことの出来るメリットもあります。
ただし万が一の時も考慮して交換用のラインはボートのストレージに搭載しているし、
オカッパリの時にもクルマには常備していますよ。
 
   
2010.06.20
日本善戦
 
  昨晩のワールドカップ/オランダ戦は日本も善戦しましたね。

優勝候補とも言われるオランダは流石。

次戦は決勝リーグ進出を掛けた一戦ですからその期待は最高潮です。

応援することでの楽しみ方は人それぞれ少し違うかも知れませんが気持ちは一緒のはずです。

頑張れニッポン!
 
   
2010.06.18
サプライズモデル
 
  今回のオーロラ&アカツキのエクストリームモデルのリリースに至るまで非常に多くの時間を費やしてきました。
一つの製品を形にするまでには時間が掛かることは以前にもお話ししましたが、
そのことによって多くの方にご迷惑をお掛けしてきたのも事実です。
本日リリースに漕ぎ着けたオーロラはすでに完売となってしまい 手にすることが叶わなかった方も少なくないかも知れません。
正直アッセンブリー出来た数はアカツキよりも少なく心配していたことが現実となってしまいました。
そのアカツキのストック数もごくわずかとなってしまいましたが、
実は今回の初のリリースとなったエクストリームモデルの中に通常の製品とはほんの少しチューニング内容を変えた物がります。
化粧箱に貼ったKTFエンブレムがそれです。

詳細はあえて申し上げることはしませんが、私自身のメカにも採用しているスペシャルパーツをインストールしています。 ただし体感出来る程ではなく、パフォーマンスを左右する物でもありません。
台数はアカツキは2台、オーロラは1台だけですが、スペシャルサンクス&サプライズとしてアッセンブリーしてみました。
無作為ではありますが公平を欠くことなくお届致しますのでお楽しみに。 
 
   
2010.06.17
最終入荷のスペシャリティライン 
 
  どうにも梅雨の晴れ間の次元ではなく盛夏と言っても良い程の暑い1日でしたが、
週末からは梅雨戻り予報ですから釣果的にも期待大ですね。

さて、一昨日フェンウィック ゴールデンウィングKTFスペシャルの少量入荷が決定しご予約を開始しました。
と言うのもティムコアフターのストックとして極少量の生産の予定があり、今回は運良くオーダーを乗せることが叶ったので再リリースの運びとなった次第です。
勿論大変多くの方からリクエストや問い合わせを頂いていたのでその期待に添うことが出来て一安心。


ところでこのところベイトフィネスが熱くスピニングタックルを使用していないと思われがちですが決してそんな事はありません。 先日ベイトフィネスのアドバンテージの中でもこの様に書いています。
ラインに水圧の掛かるディープウォーターや、スモールマウスに対応するためのスイミーバレット2.5”等の超シシーベイトではスピニングのライトラインが不可欠になる

次戦の桧原湖もベイト、スピニングのどちらも絶対に外すことの出来ないタイプのフィールドです。
近頃ソリッドがもてはやされている感もあるが、感度、操作性は高弾性のグラファイトの
チューブラーブランクには遠く及ばないのも事実。
プレッシャーの高い状況では「乗り重視のソリッド」と言われるが決してそうではないのだ。
ショートバイト時のフッキングの確立を大きく左右するのは、バイトを感じてからフッキングまでのタイミング(時間)と、ラインテンションを掛けすぎないことが重要。
つまり非常に微妙なバイトを確実且つ明確に感じ取ることを優先した方が捕れる確立が上がるのです。

そしてロッドレングスが長くなることによって持ち重り感が増し、極端に操作性が低下するので
究極のライトリグにはショートロッドが最適となる訳です。
KTFスペシャリティラインは正にその部分にターゲットを絞り込んだモデルであり、
曖昧なボトム感や微妙なバイトをシッカリと認識して攻めることの出来るライトリグタックルなのです。

少々力が入りすぎましたが、私にとって全てを補ってくれる強力な味方であり、
そこまで完成度の高いロッドだからこそです。

                    今月末に少量入荷の予定です。

今回が本当の最終入荷でしょう

そして明日はオーロラ ワークス仕様 エクストリームモデルのリリースです。
アップするお時間は申し上げることが出来ませんが、今回も午前中の予定です。
お電話での受付はAM10:00からです。
 
   
2010.06.15
黄色いくちばし
 
  普段はサッカーの試合を見ることは皆無だが

4年に1度のにわかサポーターへと変身するのは私だけではないかも?

昨晩のカメルーン戦は後半の猛攻にはヒヤヒヤ物でしたが、

今回の勝ちでこの先の勝敗の行方がより面白くなってきますね。

その前日はF1カナダGPの中継が深夜だったこともあってやや寝不足気味だが、

いつも通りに目覚めた今朝は梅雨入りとなったばかりだが実に気持ちの良い晴天。

しかし明日からはウェットコンディションに・・・


そんな午前中の出来事。 キャリルの窓硝子にまたしても若い小鳥が激突。

しかも当たる瞬間を目撃してしまい、「コンッ」という音と共にポトッと下に落ちて仰向けになってしまった。

何度か様子を見に外へ出ていたところ、1時間程じっとしていたのだが、

その後姿が見えなくなっていたので、回復して飛び去ったのだろう。 ホッ。  横広の黄色いくちばしは生まれて間もない証拠。      
 
   
2010.06.14
PX-68 フィネス
 
  本日もリールに関わることですが現時点での詳細報告を一刻も早くお知らせしたく連日で書くことにします。
それは今年の春にトライスタートした ダイワPX-68 についてです。
前身モデルのピクシーに 6.4のKTFハイギヤをインストールしたハイレブチューンドピクシーは
ベイトフィネスを模索していた時期の象徴とも言えるメカで、当時としては突出したパフォーマンスを持ったモデルの一つでした。
しかしバレットの3インチ(5g)をストレス無くピッチンする迄には至らず、小径スプールであるが故にハイギヤを搭載してもピックアップスピードに不満があったのも事実です。

そして2010年グローブライドによってモジュール変更された6.8/1のハイギヤがインストールされたPX-68は ウィークポイントだったピックアップスピードがアップ。手返し効率を飛躍的に向上させてリニューアルリリースされたのですから絶対に外すことは出来ないモデルの一つでもある訳です。


これまでにRevoエリートを手掛け、超々ジュラルミン製の超軽量スプールや、
7.6/1のスーパーハイギヤ(現時点で世界最速)をプロダクト化したことによって かつて無いパフォーマンスのワークス仕様が完成しベイトタックルを用いるフィネスルアーのアプローチが劇的に進化し 現在に至っている訳ですが、
そのノウハウを全て注ぎ込みPX-68をベイトフィネス専用機にするべく開発をスタートし、スーパーシャロースプールを遂に形にすることが出来たのです。
純正スプールとのツーショットです。

今回目指したのは完全ベイトフィネスに対応するレスポンス重視のメカにすること。
ですから各所を極限まで追い込み、ラインキャパシティとの相関関係で目標値としていたスプール自重を7gアンダーに押えることでした。
完成したこのスプール自重は実に6.75g(セラベア込みの総重量)で仕上がり 想像していた通りのレスポンスを持つスーパーメカへとポテンシャルアップすることに成功したのです!

ブレーキセッティングも狙い通り一発で決まり。
ダイワのメカを好むユーザーさんにはこのPX-68 フィネスのパフォーマンスに驚愕していただけるはずです。恐らく現時点でのレスポンスは最強かも知れません。 
しかもピッチンやフルキャストでもオーバーランによるラインの浮きはほぼ皆無の非常に楽なキャストフィールにも120%満足していただけるKTFファクトリーモデルです。

この後実釣テストをもう少し行い本生産に取掛かる予定ですから、製品リリースまで今暫く時間は必要ですが あと数ヶ月でこの感動のメカを手にしていただけるはずです。

リリース時の本体自重予定は152g。 各パーツ装着後のイメージはご覧の通りです。
現在テスト中のスペシャルPX-68です。
 
   
2010.06.13
New アイテム到着
 
  昨日九州地方の梅雨入りが発表され、恐らく今夜半から雨予報の関東地方も入梅となるでしょうね。
これから1ヶ月間はウェットコンディションですが釣果は間違いなくダントツに楽しめる時期でもあるので、
レインギヤなど防水対策万全でガッツリエンジョイして参りましょう。

その梅雨入りとなるであろう明日からTOP50第3戦桧原湖のプリプラクティスに向かう予定でしたが、
どうにもミッドスポーン真っ直中で 今のタイミングで行ってもただ単に楽しい釣りで終わってしまうと判断し急遽プリプラはキャンセルしました。
ですから公式プラクティスはいつものように「なんとな〜く」などと言っている場合ではなく、
いつも以上に集中してフィールドコンディションのチェックしなくてはなりません。
いずれにせよ今回の決断は決して間違ってはいないことをシッカリ結果として残すことで証明してやりますよ!  
大好きな桧原湖ですからね。


さて、話は変わりますが昨日IXAよりNewアイテム&プロトが多数出来上がった来ました!
Newアイテムは、ダイワ&シマノに装着出来るメカニカルブレーキノブです。
アルマイトの仕上がりはバッチリですよ。

小さい方がダイワ用で、対応機種は
最新のPX-68&ピクシー全モデル、アルファスシリーズ全てに簡単装着出来ます。
少し大きめでピッカピカのブレーキノブがシマノ用で、対応機種は
メタマグとアルデバラン、現行のスコーピオン1000に装着出来ます。
シマノ用は装着可能機種を再確認中とのことですのでリリースまでほんの少しお待ち下さい。

ダイワ用 メカニカルブレーキノブ

そしてもう1アイテムは軽量スタードラクです。
先日ストレートハンドルタイプをご紹介しましたよね。
今回はオフセットハンドルに対応するクランクタイプです。
ストレートハンドル用はすでに量産に取掛かっているのでリリースのタイミングももう少しで見えてくると思います。 左がオフセット用 右がストレート用
あくまでもイメージとして捉えておいて下さいね。

ストレート用はカットラインに優しさを出すため緩いRに形状変更しているので実際の製品では更に格好良くなるはずです!
今回のオフセット用もアウトラインはストレートと同じようにする予定で、クランク部も再度調整してマッチングの良さを図ります。
今回のゴールドとパープルのスカートは勿論アカツキ&オーロラに対応するディープカップです。
このオフセット用はもう少し追い込む必要があるので、もう少し時間を要しますが是非期待していただきたいスペシャル軽量パーツの一つです。
そして多くのお問い合せを頂いているカーボンハンドル単体も同時リリース出来るか分りませんが、
ストレート&オフセット共にリリースの予定ですので、こちらも乞う期待下さい!!
 
   
2010.06.11
陸王CC
 
  昨年の秋の戦ったルアマガ陸王チャンピオンカーニバルのDVDがこの6月にリリースが決定したとのことです。
その確認用のディスクが本日送付されてきまして、サラッと見るつもりでPCに挿入して見始めたのですが、
結局最後まで シッカリ 見入ってしまっい午前中が終了してしまった。
トータルの時間は計っていないので不明だが相当長く見ていた気がする。
と言うのも各選手のストーリーが克明且つエキサイティング&お笑い有りと当事者ながら本当に楽しむことの出来る仕上がりに驚いた程です。

TOP50の試合中ではアドレナリンを押えての戦いをしているのだが、
この陸王では出血大サービスでアドレナリン大放出している姿は自分で見ても新鮮な感じです?!

必見の内容。 存分に楽しめマッセ!
 
   
2010.06.10
オーロラ エクストリームモデル
 
  TOP50第2戦終了後も全く息つく暇が無く、来週には桧原湖のプリプラを控えているが その準備も全く進んでいない状況です。
現在の桧原湖はスポーニングに絡むコンディション真っ直中という状況らしく、
プリプラを行なう意味があるのか疑問にさえ感じてしまうのだが、状況の把握だけは行なっておく必要がある。 思いつくところのタックル準備だけはこの週末にザックリ済ませようという魂胆なのだが、
霞ヶ浦とはセレクトするタックルが大幅に異なるため 大変更を余儀なくされるのがやっかいだ。


さて、昨年よりアカツキのエクストリームモデルと並行して作業を進めてきたオーロラのエクストリームモデル。長い時間を経てようやくリリース準備もほぼ整い、最終チェックを残すのみとなり、

オーロラワークス仕様 エクストリームモデル のリリースを 6月18日(金) に決定 致しました!


すでにご覧になっている方もいらっしゃると思いますが、モデルスペックをチェック頂ければ幸いです。

生産台数は極めて稀少です。
 
   
2010.06.08
ベイトフィネスのアドバンテージU
 
  TOP50霞ヶ浦水系戦で感じたこと、
やはりというか当然多くの選手がベイトタックルによるフィネスルアーのアプローチ 「ベイトフィネス」 を強く意識したタックルセレクトをしていたことです。
しかし多くのメーカーはこのアプローチに対応する製品開発は途上であり、各選手タックルバランスで苦労している一面も少なくありませんでした。
また実際今回の試合中にスピニングタックル/ライン4ポンドで掛けたキッカーフィッシュも 鉄杭に巻かれてあっけなくラインブレイクという話が未だにある位なのですから。

そもそも 「ベイトフィネス」 なるアプローチは 私が独断でこじつけた名称ですが、
その本来の目的はタフなコンディション下やフィッシングプレッシャーの高い状況下においては、
総じてスピニングでのライトリグに分があることが多くなります。
前記のようにスピニングタックルの4〜5ポンドのライトラインではバイトさせてもラインブレイクやバラシのリスクを伴うストラクチャーでは捕れる確率が激減してしまいます。
スピニングでそれ以上の太さのラインは飛距離が落ち、一気にラインが出てしまうなどのトラブルを抱えます。かつてはPEラインでのパワーフィネスというアプローチがありましたが、
ベイルを返してから行なうスピニングタックルでのアプローチは極端に手返しが悪く、風によってラインが受ける影響でストレスになることも多く、サミングコントロールはベイトタックルに比較するとかなり高度なキャスティングスキルを必要とするため、一般的に広く普及しなかったのもうなずけます。
因みにPE+スピニングは私のアプローチの選択肢からは完全に排除されているのが現状です。

そこでベイトタックルを用いることにより太いラインでスピニングで使用していたライトリグ(フィネスルアー)そのままをアプローチすることで捕れる確率が飛躍的にアップし、
手返しも比較にならない程増えることでバイトチャンスが多くなるメリットを持つのがベイトフィネスであり、
より効率よく確実に捕ることが狙いです。
スピニングで使用していたライトリグをそのままベイトタックルでキャストする訳ですから、今まで使用していたタックルの流用では、キャストやルアーアクションにおいて即ストレスに直結するのは言うまでもありません。

皆さんの現在手持ちの中で 最もお気に入りのスピニングタックルを1本思い浮かべてみて下さい。
瞬時に使用するラインの太さや、ルアー、そのウェイトもこの位が丁度良いとイメージ出来るはずですが、そのルアーよりも重くなったり、極端に軽いルアーを使用したとすると どうでしょう?
キャストのしにくさや、ルアー操作の点で 違う! と感じることがイメージ出来るはずです。
つまり軽量なライトリグ程繊細なタックルバランスが要求されると言うことなのです。
この様にフィネスな世界ではロッドとルアーウェイトのタックルバランスが非常に重要であり、
バランスの取れたタックルは超軽量ルアーを楽にキャストすることが出来るばかりでなくルアーアクションもスピニング以上の操作性のアドバンテージがあるのです。
しかしベイトフィネスの場合にはリールのポテンシャルが不可欠な要素で、最終的にはそこに行き着くと言っても過言ではありません。

ベイトフィネスのアドバンテージを最大限生かすことの出来るリールのプロダクトを手掛け、
フェンウィックのベイトフィネスラインナップとのコンビネーションでノーシンカーワームもストレス無くアプローチ出来るまでに至った現在でも発展途上であることに間違いありません。
しかし一度知ってしまうと後戻り出来ないゴキゲンな世界がソコにはあります!

そして今後一人でも多くの方にベイトフィネスのアプローチの楽しさとアドバンテージを知って頂く為のプロジェクトも進めています。
是非取り入れて頂いて更に充実したバスフィッシングスタイルの一つにして頂ければ幸いです。

現時点で最強のベイトフィネスタックル

ただしベイトタックルでのフィネスフィッシングのみで全てに対応できないことも理解して頂く必要があります。
ラインに水圧の掛かるディープウォーターや、スモールマウスに対応するためのスイミーバレット2.5”等の超シシーベイトではスピニングのライトラインが不可欠になるからです。
フィールドやレイクコンディションに的確にアジャストさせるためには多くの引き出しを持つことで 捕れる 可能性の幅が飛躍的に高くなることを常に意識してエンジョイして下さい。

 
   
2010.06.07
ミスしないこと
 
  今回の霞ヶ浦水系での第2戦は1本のバスの貴重さを痛感する戦いであり、バイトに対し如何にミス無くキャッチしウェイン出来るかが上位に残るための不可欠な要素でした。
勿論エリアやスポット、ルアー&アクションの重要ですが、風や天候、人の動向などの状況変化を的確に判断するタイミングが最大のキーポイントです。

今回メインとして狙ったバスはポスト回復コンディションでプリプラから一貫してバスのバイトは深く、
簡単にワームを飲まれてしまう程アクティブでしたが、
本戦初日から一気にバイトが浅くなり、バイトがあっても乗らなかったり、ファイト中にジャンプ1発でばれてしまうタフな状況に多くの選手も同様に苦戦を強いられる近年希に見る戦いでした。
その中でミス無く確実に捕ることが上位に残ることの条件となったわけです。
そしてフィッシングプレッシャーの方が勝りパターンフィッシングが成立しない一戦であったとも言って良いかも知れません。

今回の霞ヶ浦水系での戦いは新たな発見と、ほんの少しだけ自らのスキルも向上することが出来たこと。
そしてなによりも応援下さった方々、 あの広大なフィールドを廻って声援してくれた皆さんには涙が出そうな程の感動とパワーを頂いたことに心より感謝致します。
その期待が糧となりモチベーションを維持し続けることが出来るのだと。
だからこそ感動をお返し出来る戦いをしなければと思うのです。


すでに次戦の桧原湖まで1ヶ月を切り、来週にはプリプラですから今月も全開で行きますよ!


今回のメインタックル3セットです。
ロッド:GWT62CUL-KTF (プロト)
リール:レボエリート KTF-326 ハイギヤ (プロト)
ライン:バニッシュ6ポンド
ルアー:スイミーバレット3.8” + ワンナップシンカー1/64oz ネイルリグ
フック:ワイルドモスキート#1

ロッド:GWT64CMLP+
リール:レボエリート KTFワークス仕様フィネス 7.6ハイギヤ
ライン:バニッシュウルトラ12ポンド
ルアー:バレット4” スローシンキング ノーシンカー
フック:ワイルドモスキート#0

ロッド:GWT63CL
リール:レボエリート KTFワークス仕様フィネス 7.6ハイギヤ
ライン:バニッシュ8ポンド
ルアー:バレット3” ファストシンキング ノーシンカー
フック:ワイルドモスキート#1
 
   
2010.06.01
いざ
 
 
全てのタックル準備が整い、補充、忘れ物などの確認も全て完了し、これから茨城に向けて出発だ!



ただし万事が順調ではなく、諸々のチェック段階で発覚したのが 非常に大事な物が何処を探しても見あたらない?

最後の頼みの綱はマリーナに置いてきたボートのストレージに入っている防寒スーツのポケットだけだ。

紛失なんてことはあり得ない

その大事な物とはコレ 因みに昨年度のエントリーカードです。

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