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2010.07.16 |
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スタードラグの交換手順 |
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先日ご紹介したカーボンスタードラグがもう間もなくリリースとなりました! スタードラグの交換作業には数点のことに気を付ける必要があり、ついてはその注意点と共に交換手順をご紹介したいと思います。
@ハンドルファスナーの取り外し 画像はIXAのハンドルファスナー装着時の取り外し例です。 ヘックスビスには2mmの六角レンチを使用し反時計回りに緩めて外します。 ※純正の場合はスリワリネジ(マイナス)で、サイズのあったマイナスドライバーを使用して下さいね。 適正サイズの工具を使用することで、なめてしまうなどの失敗は激減します。
次にロックプレートを外してナット緩めます。 工具は10mmのスパナを使用し、ナットの角にキズが付かないように少し厚手のビニールを使用して緩めます。 緩める方向は、・右ハンドル=反時計回転に回します。 ・左ハンドル=時計回転に回します。 手で回せる程度に緩め、その後は工具を使わず自分の指を使いましょう。
Aハンドルと純正スタードラグの取り外し ハンドルを垂直に持ち上げて取り外します。 この時にハンドルとスタードラグとの間にハンドルワッシャーがありますが、その形状には正円と小判型の2種類あります。(生産時期によって異なっています) 正円には上下がありませんが、小判型には取付時に上下の向きがきまっています。取り外す時に上下の向きを覚えておくと良いでしょう。念のため組み立て時に改めてご説明します。
次にスタードラグを回し緩めて取り外します。 回す方向はナットと同様 ・右ハンドル=反時計回転に回します。 ・左ハンドル=時計回転に回します。 スタードラグをメインギヤシャフトから外すと次の画像のクリックスプリングホルダーというパーツの上に、 濃褐色で反り返った形状のスプリングワッシャーが2枚乗っていますので、 クリックスプリングホルダーとスプリングワッシャーを共に抜き取ります。
Bここから先は組み立て作業 IXAカーボンスタードラグの付属のアルミワッシャーをメインギヤシャフトに挿入します。 次にスプリングワッシャーを画像のように(和菓子のどら焼き状に)入れます。
Cグリスの塗布 スタードラグを装着する前に各所へグリスを塗布します。塗布する箇所は全部で3箇所あります。 グリスを塗布せずに装着すると作動不良や、ネジ山のかじりで完全使用不能になってしまいますので、 グリスの塗布は必須です。 塗布するグリスは言うまでもなくハイパーレンジバリヤが最適です。
スタードラグの内側のタップ部(ネジ山)にもまんべんなく塗って下さい。
メインギヤシャフトのタップ部にもまんべんなくです。ここは指で愛情を込めて塗ってあげて下さいね。
Dドラグ装着 締め込み作業は要注意! さて、装着の下準備が整い いよいよスタードラグの取付段階ですが、スタードラグとメインギヤシャフトのタップ(ネジ山)が一致してスムースに回せるように加減しながら締め込みます。 この時最初のタップのとっかかりが最も重要で、少しでも斜めに入ってタップが一致していないとスムースに回ってくれません。その場合には直ぐに逆回転して緩めることです! 決して力を入れずスルスルと回るところを探る感じで締め込むことがキーポイントです。 ムリに回してしまうとその時点でスタードラグは使用不可、メインギヤシャフトまでも交換することになってしまいますので最も注意が必要な作業です!! 締め込み時の回転方向は ・右ハンドル=時計回転に回します。 ・左ハンドル=反時計回転に回します。 ※軽量化を優先した設計のためドラグ操作時のクリック音はあえて排除しています。
Eハンドルワッシャーの挿入向き スタードラグが収まったらハンドルの取付です。 その前に先程のハンドルワッシャーをスタードラグの上に入れます。 小判型のワッシャーの上下方向は画像のように山型に挿入します。(末広がりがスタードラグ側です) 正円のタイプは挿入方向はありません。
Fハンドル装着 ハンドルを装着しハンドルナットで固定しますが、 このナットの締め込みについても、スタードラグの時と同様にタップに合わせて慎重に締め込みます。 この時工具は使用せず必ず指でスムースに締めて行き、止まったところから、ビニールを被せてスパナで締め込みます。 この締め込み具合は言葉では表現出来ませんが、思いっきり締め込むとズルッとなめてしまう事もあり、 逆に緩すぎるとハンドルがガタつくので個人の感覚によるところですが「締まった!」と感じるところで決めて下さい。 あくまでも目安ですが、IXAカーボンハンドルの場合、 工具を使用する前の手締めで回らなくなったところから 工具での締め込み角度は90度前後です。 純正アルミハンドルはその半分の45度位というのが目安です
締め込みの位置もロックプレートの角度が決まる対辺になるよう調整して下さい。 最後にロックプレートを固定しているビスを取り付ければ全ての交換作業完了です。
以上ですが、ご自身での交換は自己責任において行なって頂くことをご理解頂いたうえで 上記の点に留意して作業を行なって下さいね。
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