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2013.06.11 |
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TOP50第2戦 遠賀川 優勝!! |
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2010年JBオープンクラシック以来約2年半ぶりに訪れた福岡県/遠賀川。 トーナメントエリア全長約約8km このフィールド規模はどちらかと言えば比較的狭い方に属することもあり 何処で誰が何をしているのかが手に取るように分かると言っても過言ではないほど。 すなわちフィッシングプレッシャーはこれ以上ない程強く掛かるのは必至であり、それを加味してマネジメントを組み立てることが最も重要であることは明白。 2週間前のプリプラクティスではシーズナルなバスの動きと地形+ピンスポット把握に努め、コンディションはスポーンアフター傾向が強く、キッカーとなるクォリティフィッシュの動向はほぼ見極めることが出来たと実感するゴキゲンなプリプラをこなすことが出来た。
直前の公式練習では最上流エリアのチェックとメインのスポット全てには一切手を付けることなく、プリプラ時からの2週間で大きなコンディションの変化が無いかの確認のみで、結果としてプリプラ時のパターンはほぼそのまま という認識でモチベーションも一気にアップ。 釣り込むことはしなかったが充分な手応えの公式プラクティス。 やってみないと判らないが、期待度200%で本戦を迎えることとなった。
Day1 初日のフライトはナント50番(最終フライト)・・・。 フライトが早ければ中流域国道3号線直ぐ下流のディープエリアからと決めていたのだが、空いているスポットからスタートフィッシングに変更せざるを得なかった。しかし逆にその50番が功を奏し たまたま空いていた上流エリアのスポットで早々に1400g程のナイスキッカーを5.8”スイミーバレットのジグヘッドワッキーでゲット! その後は各ピンスポットを下流域に向けて釣り下りながら4.8”スイミーバレットのネコリグとのローテーションで1500gのキッカーも含め9時台にはリミットを達成していた。 残された時間はもう一つのシャッドパターンで上流スタートエリアまでチェックし数本のキーパーと入替にも成功し、最上流エリアに戻って来た時にバスがかなり弱っていることに気付き早めのウェイン。
Day2 バスのストック量は決して多くはない。そしてフィッシングプレッシャーも確実に強く掛かり始めている事も考慮して初日とは出来る限り被らないスポットで凌ぐと言うのがスタート前に組んだDay2のマネジメントだった。 因みにこの日の目標ウェイトは3本-3kg 我慢の釣りになることを覚悟していた2日目からBasser編集のS氏がプレス同船。
やはりバイトは遠く ようやく得たファストバイトのキッカーフィッシュも痛恨のミス。 メンタルの崩壊だけはしてはならないと強く自分に言い聞かせながら確実にライブウェルを満たして行くことが出来たのはネコリグのシンカーウェイトを1/24oz(1.2g)から1/42oz(0.7g)に軽くしたこと、スイミーバレットのサイズも3.8へサイズダウンによるところだ。 そしてこの日のキッカー1はボラ稚魚の大スクールにボイルしていたシャローカバーでやっつけた1500g! その時点で目標の3本-3kgを達成し 残り全ての時間を最終日には撃たないであろうエリアを中心に回りながらキーパーを追加出来れば と言う思いで巡ったところが、サックリリミットメイク出来たのも 持っていたからなのかも知れない。
Day3 暫定トップで迎えた最終日はこれまで無かった雨天。 バスのポジションが変わっていないこと祈りつファーストフライトでスタートフィッシング。 サイズは小さいが早い時間で最初のキーパーをげっとし 安定したメンタルで各スポットを回ることが出来 この日も9時台にしてリミットを達成。 今回の勝利はTOPカテゴリ3勝目、しかも最高齢優勝の記録更新となりました。
TOP50第2戦 福岡県/遠賀川 エースメーカーカップ
勿論今大会での決定的な破壊力を持ったパターンの根底にはいくつかの要素が複合的にあると感じています。 プリプラから2週間でキッカーとなる回復傾向にある個体は多くなると踏んでいたのも見事に的中しニアブレイクの より小さく高さのあるピンスポットの価値が一気に高まったことがキーポイントになっています。
そして2010年JBクラシックの優勝で感じたことだが、今回でその違いが確信となったのがソフトベイトのマテリアルが持つパワーだ。 今回メインベイトとなったサワムラ/スイミーバレット。 その使用マテリアルのレシピ+配合させているトランプなどのことで、正直な感想と結果であり、確実に多くのバイトを得ることが出来た最大の要因であるということだ。
この様にフィールドそれぞれに傾向というか特徴が存在するしますが、フィッシングスタイルや微妙なロッドワークに至る些細なことかも知れないが、そこで大きな差となることも少なくありません。 今大会で使用したタックル全てがベイトフィネスタックルであり、テクノロジーの進化で以前よりも更に繊細な領域まで完全にカバー出来るタックルに進化している点も強力なアドバンテージになっています。 中でも最も多くのバスを捕ってきたのはフェンウィックGWT60CL-KTFであり、世界的にも類を見ない高い次元でベイトフィネスフィッシングでアプローチからランディングまで釣り人側に優位性を持たせてくれる極めて高完成度のモデルです。 これにセットしたリールもKTF PXスーパーフィネスやKTFアルデBFSフィネス更に進化したレスポンスとバランスでイージーキャストに貢献しています。
そしてもう一つがアプローチだと思っています。 一般的にバスやストラクチャーに対してディスタンスを取ることが常識ですが、今回は1.5m程度のシャローレンジでも極めてショートディスタンスでのバーチカルに近いアプローチとルアーアクションにあったと感じています。 またハイプレッシャー時のシェイクは基本的にNG、もれなく今回もその傾向は顕著でしたが、最終日のみは雨天と強風のせいかシャローレンジではシェイクの方がアクティブにバイトしてきたのは以外でした。
昨日も記しましたが今回はこれまでの戦いの中でも比較にならない程高次元でパターンフィッシングが確立し、コンディションの把握に成功した1戦でした。 これは私にとって今後の戦いにも大きなアドバンテージになることを多く学んだと言っても過言ではありません。 そして改めて勝つことの喜びと、それを多くの方と共有出来る素晴らしさに心から感謝致します。
ありがとうございました!
タックルデータ ロッド : フェンウィックGWT60CL-KTF リール : KTF PXスーパーフィネス(プロト) ライン : バークレーバニッシュ レボリューション7ポンド ルアー : サワムラ 3.8スイミーバレット+ワンナップシンカー1/42oz ネコリグ フック : ワイルドモスキート#1
ロッド : フェンウィックGWT62CUL-KTF リール : KTF アルデバランBFSフィネス(プロト) ライン : バークレーバニッシュ レボリューション7ポンド ルアー : サワムラ 4.8スイミーバレット+ワンナップシンカー1/24oz ネコリグ フック : ワイルドモスキート#1
ロッド : フェンウィックTPMX66CLP+ リール : KTF アルファスフィネス ライン : バークレーバニッシュ レボリューション7ポンド ルアー : サワムラ 5.8スイミーバレットReal 1/16ozジグヘッドワッキー
ロッド : フェンウィックS-TAV63CL リール : KTF PXスーパーフィネス ライン : バークレーバニッシュ レボリューション5ポンド ルアー : ジャッカル スクワレル / OSP ダンク
PS:今回は表彰式の間サイトマスターのミラーレンズを掛けっぱなしにしていましたが、これにはチョットした訳がありました。 実は最終日のウェイン時にウェイトと同時に異例の優勝の決定が発表され、その時点でガッツポーズと共に自分の中では感極まるものがありましたが そこでは気持ちをグッと押えてプレスフォトでニコパチ。 バスをリリースに向かう際 今大会選手サポートで会場入りしていたティムコ開発のO氏(鬼)がウェイインバック半分持ちヘルプしてくれたのですが、嬉しさから自然とグータッチを交わした時に(鬼)が一言『泣きそうっス!』 その言葉と彼の涙は・・・。 敢えて明かしますが私もバスを逃がすボート際でこらえきれなかったのは誰も気が付かなかったはずです。 前回クラシックの時には無かった表彰式での涙ですが、照れ隠しという意味合いで掛けっぱなしでステージに乗っていたという訳です。
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