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2012.12.09 |
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IXAセラベア |
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遂先日IXAセラベアの新たな製品が届いた。 ダイワT3-AIR用の M.B.S.(マイクロベアリングシステム) の小径ベアリングです。
久しぶりにベアリングの話でほんの少し寄り道してみますね。 私がリールに装着されているボールベアリングに手を掛けたのはまだ東京に在住の時代だから既に四半世紀以上になろうか。 もっと飛ぶようにならないものかと言う思いからベアリングのシールドを外して洗浄したのがキッカケで、その時のモデルはアブ1500Cだった。 当時のベアリングは今では考えられない程グリスがタップリ封入されていたので、ベンジン(現在はパーツクリーナーだが)で洗浄してそのままドライで使用しただけだったがその衝撃的なレスポンスアップは今でもハッキリ覚えている。 何故なら再起不能のバックラッシュになったからだ・・・。
それ以降もその時代に登場した優れたオイルや添加物など、その当時なりのパフォーマンスアップを目的としたチューンを施し より快適なアプローチをしてきたのだが、 およそ5年前にベイトでライトリグをキャストしたいと言う思いから 更なるキャスタビリティの向上を目指してスプール製作に着手したその時から更に踏み込んだ試行錯誤のスタートとなった訳だ。 今現在のリールの進化は5年程前でさえおよそ想像の付かない位の 劇的なパフォーマンスアップを果している。 その一つ スプールレスポンスアップの最大の要素はスプールデザインだが、勿論その性能を100%引き出すためのボールベアリングの性能も絶対条件となる。 これまでに数々のベアリングを使用してきたが IXAセラミックボールベアリング のテストサンプルを初めて使用した時のインプレッションは超ゴキゲンの一言だった。
セラミックボールの共鳴や昨今の軽量スプールによって回転ノイズは顕著になるが、それを差し引いてもセラベアには非常に大きなアドバンテージがあり、比重が軽く 強度に優れるセラミックボールの軽快な回転性能とロングライフは正にリールにインストールする最適のベアリングと言って良いだろう。
優れた加工技術によって極めて真円度の高いセラミックボールが生まれ、それを受ける精度の高いハウジングによってハイクォリティなボールベアリングが完成する。 一部のパーツではあるけれど、トータルバランスの中の重要な一つでもある。 結果として快適なキャスティングを続けることが出来るのだと思うのです。
M.B.S. マイクロベアリングシステムについては後日改めましょう。 |
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