サワムラ式 沢村幸弘オフィシャルブログ
2014年8月
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2014.08.26
さあ 明日から!
 
  今週末はTOP50第4戦桧原湖!
今朝河口湖を出発し午前中には現着していたのだが、生憎の冷たい雨で準備も整えることが出来ず暫く宿でウェイティングとなってしまった。
でも期待通り夕方前に雨も上がり明日からの公式プラクティスに向けての準備も終えることができたのでスロープまで様子をみにいったきたところだ。
1m以上の減水と気温低下プリプラクティスは行っていないが確実にコンディション変化しているだろう。
と言うことで今大会は見極める事が非常に重要なファクターになりそうです。
 
   
2014.08.18
KTFフィネススプール Revo !
 
  この連休皆さんはいかがお過ごしでしたでしょうか。昨日でお盆休みが終わり、今日の河口湖は夏休みながらもほんの少し平穏な1日でした。

さて、本日は先日お知らせしたKTFフィネススプールのABU/Revo対応のNewスプールをご紹介しましょう。
ファーストプロトでのデザインはスタンダードなVスプールに48のブランキングスタイルで、スプール底面径などベースとなるスプールとしはゴキゲンなパフォーマンスでの仕上がりでファーストプロトから青木大介プロもそのレスポンスを気に入ってマグ/遠心ともに実践投入してくれていました。
右がファーストモデル左がセカンドモデル。


レスポンスとしてさらにもう一つ上のレベルがほしかったので大きくデザイン変更しスプール重量としてはわずか0.2gの軽量化でしたがピックアップレスポンスはその数値以上のパフォーマンスアップに成功しました!
ブレーキのセッティングもマグネット/遠心ともにストレスのない気持ち良いバランスでアップさせることが出来ました。

LT/LTX/LTZのマグネットモデルへは移植作業などもなくそのまま装着するだけです。マグネットの追加なども不要です。
遠心モデルのMGX/ALTは純正の遠心ブレーキシステムをそのまま流用しますので移植作業が必須となりますのでその手順を簡単にご紹介しておきます。
これがブレーキユニットで、ベースと4つのブレーキブロック&カムで構成されています。


純正スプールにはベースリングが圧入されているので、先の薄いマイナスドライバーなどを利用して取り外します。
この時注意すべきはベースのリングを破損させてしまわないようにドライヤーなどで温めるなどしてから作業してください。
またスプールに傷をつけないように厚紙などもうまく利用して慎重に取り外しを行ってください。

あとは取り付けるだけです。上記画像のようにカムがベースリングにはまる具合を確認してKTFフィネススプールに付属のアンダーリングに押し込むように止めていただいて、偏りなく装着できているかを確認して移植作業は完了です。


この遠心ブレーキシステムは比較的強く効く傾向にあります。そこで私はブレーキブロック2個のみ使用しています。
これはミニマムのレスポンスを殺すことなく且つマックスでも十分ブレーキ力を得られる非常にバランスの良いセッティングの一つだと思います。
ブレーキブロック2個仕様と4個仕様を両方試して好みを探ってみてください。
因みにMGX/ALTの遠心モデルは皆さんが想像する以上に気持ちいい仕上がりと言うのも付け加えておきます!!


そしてパフォーマンスアップに欠かすことが出来ないのがマイクロボールベアリング(MBS)。
スプールにはIXA M.B.S.を標準で装着しています。
パーミングカップ側はすでMBSを装着されている方もいらっしゃると思い別売としていますので
ノーマルベアリングのままの場合にはお忘れなく。 → IXA M.B.S.マイクロベアリングシステム 1034単品


左がMGX/ALT対応の遠心モデル。
右がLT/LTX/LTZに対応のマグネットモデルです。

スプールマテリアルは超々ジュラルミンの約1.3倍の強度を持つG1ジュラルミンを採用しています。
スプールシャフトにはステンレスを採用して7g弱と重量増となっていますがスプールデザインとマテリアルの強度が数値以上の体感レスポンスを得られるが今回のKTFフィネススプールです。



フルコンプリートエディションも予定しています。こちらはもう少しお時間を頂戴してしまいますがご期待ください!




 
   
2014.08.17
アンダー37
 
  TOP50第3戦野尻湖から早くも一ケ月になろうとしています。
体調の完全回復まではもう少しかかる感じだが、このところの平均的な体温は37度を下回るようになり36度中から後半で推移するようになってきた。 因みに健康体での平熱は36度くらい
食欲もがっつり戻り かつ頭痛も完全に消えたのでここ数日前からは鈍った筋力のリハビリとして軽くトレーニングも開始しているので、心地良い筋肉痛に快感を覚えているほどです。
と言うことで再来週開催の第4戦檜原湖に合わせて完璧に調整できそうです!

さて、本日13メタニウムのフルコンプリートエディションのXGモデルギヤ比8.5がアップしました。
13メタニウムはベイトフィネスでもある程度ウェイトのあるルアーの操作性に優れるバーサタイルなモデルですが、やはり手返し重視ともなればハイギヤモデルにアドバンテージがあります。
初回のリリースではXGはラインナップしていませんでしたので今回デビューとなるわけです。
 
   
2014.08.08
Revo用Newスプール
 
  台風11号の進路は日本列島縦断の最悪のコース進路予想の西側を進んでくれれば幸いだがこればかりは何とも分からない。
いずれにしても備えだけは万全にしておいたほうがいいだろう。

さて、話は変わるが長期テストしてきたRevo用のNewスプールがついに仕上がってきました!!
2度のプロトを経て仕上がったフィネススプールのパフォーマンスは非常にシャープでありながらも幅広く扱えるバーサタイル性もかな備えています。
現在検品中ですのでスペックについては後日アップするタイミングで改めてお知らせしたいと思います。


因みに対象機種はマグネットのRevo LT/LTX/LTZ & 遠心モデルのMGXに適合の33φモデル。
超軽快なRevo対応フィネススプールご期待ください!
 
   
2014.08.07
第4戦のプリプラ断念
 
  連日暑い日が続きますね。
かと思えば集中的な降雨に見舞われる地域もあり、なおかつ台風11号の接近で風雨による災害に警戒と備えが必須です。
本来であれば今週末からTOP50次戦の福島県/檜原湖のプリプラクティスを行う予定でしたが、台風の進路が微妙なこと、 更には体調もまだ完璧ではないので今回プリプラクティスは断念し、公式プラクティスの2日間でフィールドコンディションの把握に徹することとしました。

実際のところスモールマウスの場合プリプラクティスからのオフリミット期間の2週間でまるっきり変わってしまうことのほうが多く、「プリプラは意味なしだったな・・・」と言うことのほうがほとんだっだたりする。
幸い昨年とほぼ同時期開催なので水位などの違いはあるだろうがベースマネジメントとしてチェックすべき項目は明確だ。
その日、その時を釣るスモール故 あえてプリプラ無しもありというわけだ。

因みに昨年の檜原湖戦の成績はDay1が11位、Day2で完全に見失い31位で予選通過できなかったことを今でも忘れていない。 その時の行動のほとんどは今でも鮮明に覚えているので参考にしながらも同じ過ちは繰り返すつもりはない。

いずれにしても第4戦の開催は今月最終週なのできっちり体調を整え じっくり時間をかけて準備を進めるつもりです。

 



 
   
2014.08.01
TOP50第3戦野尻湖を振り返って
 
  試合後のアップが遅くなってしまい申し訳ありません。
というのもTOP50第3戦野尻湖を終え、試合にコンセントレートしていた緊張が解けたこともあり河口湖への帰路に悪寒と頭痛の自覚症状が強くなり自宅に戻った時には39度の発熱という状況でした。
月曜日は連休最終日で病院は休みでしたのでその翌日に診察したところ、ウィルス性の疾患との診断で即入院となり一昨日退院した次第です。
現在も体調的に100%ではないため無理がきかないのですが、確実に回復しているのでご心配には至りません。

と言うことで試合後の日にちが空いてしまいましたが今回のマネジメント、展開やメンタルを振り返ってみます。
プリプラクティスではディープを中心にレンジとエリア、コンディションにベストなリグの傾向などの見極めと、釣り込んだ時のMAXウェイトなどに時間を割いたのだが、もちろんシャローでのサイトと水面に対する反応も行った結果としてプリプラクティスの段階では虫パターンは微妙・・・。ディープでその日の釣り方にアジャストしてより多くの入れ替えがベストと考えていた。


公式プラクティス
それから2週間のオフリミットでは確実に変わるであろうと思われたレイクコンディションだが、ディープのパワーダウンが明確な変化だった。サイズは800gまでだがバイトが非常に遠くなっていたこと。
方やシャローにはプリプラの時に水面を覆っていた毛虫が蛾へと成長していたマイマイガ。
オーバーハング下へと送り込んだシケイダーUのビビビシェイクに出てきたのは1sはあろうかというキッカーフィッシュだった。
そしてファイト中に大量のマイマイガを吐き出す個体が非常に多かったこと。
公式プラクティスを終え、組んだマネジメントはやはりシャローの虫パターンだった。
過去の7月の開催での虫パターンは勝つために不可欠なファクターの一つであり、実はオフリミット中にフェンウィックGWT72SLP+Jを追加オーダーし2本体制で挑んでいた。
虫の平置き&ドリフト、提灯ではPEラインシステムを使用しているので、ラインスラッグをカバーできるだけのフッキングストロークが不可欠となる。フッキングミスを軽減するロングストロークとテーパー&パワーを有するスペシャルロッドがGWT72SLP+Jと言う訳だ。
そしてプリプラ時に合わせ切れ続出となったPEラインも新たに見直しを行い、リーダーをレッドスプール5ポンドへとあげ、結節はサージェンズノット3回通し。リーダー長は約2mとしした。
ルアーのローテーションはオーバーハング下の隙間の少ない場合はオリカネ虫。オーバーハングの奥にもキャストしやすいスポットではシケイダーUという使い分けでのマネジメントだった。



Day1
そして迎えた初日。目的のストレッチに入るためにもフライトが非常に重要となるのだが幸いにも3番スタート!
スタート桟橋から見える範囲のびわ島西角からスタートしこのストレッチで3本のキーパーをゲット。

その後は各所をランガンして9時前には早々にリミットメイク。この時点ですでに4Kg超えに成功。
目標ウェイトは4500g
虫にベストなストレッチを探る為さらに広範囲に移動を繰り返しその間にも入れ替えによって確実に目標ウェイトを超えたため、その日はシャローを温存してウェイイン。4740g 3位でトーナメントスタートとなった。




Day2
この日のスタートは昨日とは逆になる為ほぼ最終フライト。
初日でエリアと釣り方はかなり絞ることが出来たことでにより、ミスをしながらも3番目のストレッチでリミットメイクを達成し、数回の入れ替えによってこの日も目標ウェイトである4500gをクリアすることができた。


ところが、移動の際にライブウェルチェックをして愕然とした というより 頭が真っ白になってしまった。
2本が完全にデッドフィッシュとなり、他の3本も虫の息という最悪の状況となっていたのだ。
ライフガードを丸々1本入れるなどのケアによってそれ以上のロスは避けることができたが、デッドしてしまったウェイトは上から3番目(980g)と4番目(760g)で合計1740gを失ってしまった。
因みにこの時点でのアライブフィッシュのウェイト詳細は@1200gA1000gB620g
そしてこの時点の時刻はすでに11時半。シャローの虫への反応は極めて悪い状況となっており、メンタル崩壊だけはしないように自らを抑えるのが精一杯で、心穏やかでない中、取り敢えずディープで再リミットメイクを達成することが課せられてしまった。
びわ島のピンスポットですぐにビッグバイトを得たのだが水中でフックオフ、540gのキーパーをすぐにゲットしたのだがその後一切バイトがなく、
残りの時間を再びシャローに費やし痛恨のミスを繰り返しながらも下の画像の720gのキーパーで再びリミット達成。

結局この内容でウェインすることとなってしまい、合計4080gで11位まで順位を落としてしまった。
因みにだが謎のデッドフィッシュがなければ最後の720gとの入れ替えとなるので4660g/4位でフィニッシュできたのだ。 順位/重量ポイントを反映させると勝てた試合と言うことになる。

予選結果は3位で決勝を迎えることとなったが、トップとの差は10ポイント 大きく水をあけられてしまった。


Day3
リミッター解除となる決勝。抑える必要なしとことん釣り込むだけだ!

他選手とのバッティングもなくスタートフィッシングから1本目900gをゲットし好調にバイトを得ることができていた。
しかし連日のプレッシャーによるものなのだろうバイトが浅く多くのミスバイトやバラシに苦戦したのは紛れもない事実で、
表彰式のコメントで小林、福島両プロも感じていた虫に出ない時間帯に突入してしまった。
この時間帯は決まっているわけではないがこの日は9時過ぎの雨&濃霧とともにぱったりと水面に浮いてこなくなってしまったのだ。
何度となくエリアを変えたが、やはり湖全域が同じ条件になっている。そこで凌ぐつもりでディープを探るが意に反して完全沈黙。
この時福島プロがエレキを下ろしたまの小移動した先ですぐにロッドを曲げている姿が飛び込んできた。
3日間も似たようなエリアで釣りを展開しているので彼が虫パターンをメインにしているのは手に取るようにわかる。
そのファイトシーンで行ける!と確信し、この日もっとも熱いエリアへ再び走りストップフィッシングまでジャスト2時間を残し水面のアプローチを再開。
先ほどの沈黙がうそのように怒涛の連続バイトで一気にリミットを達成し2度の入れ替えにも成功!!
悔いなくやり切った結果は 5385g! 今大会3日間を通してのトップウェイトを叩き出すことができた。
 

プリプラクティスからのマネジメントとオフリミット中での考えられる変化、そしてそれにうまく合わせこむことができたことによって今回のシャロー虫パターンを確立させ非常にエキサイティングなゲームを展開することができました。
Day2でのデッドフィッシュは非常に残念ですが仕方のないことです。これも一つの経験としてとらえ今後に役立てたいと思います。
今大会での私のゲーム展開は比較的イージーに思われがちですが決してそうではなく多くの時間は我慢を強いられました。
そのような状況でも集中力をキープし続けメンタル維持をすることのできたのは 背中を押しくれる皆さんのおかげです。改めて感謝申し上げます。


JBトップ50 第3戦 長野県/野尻湖 東レ・ソラロームCUP

ロッド : フェンウィックGWT72SLP+J
リール : ダイワ イグニスタイプR 2505H
ライン : ジャッカル レッドスプール5ポンド+PEシステム
ルアー : ティムコシケイダーU バスチューン

ロッド : フェンウィックGWT72SLP+J
リール : シマノ07ステラ
ライン : ジャッカル レッドスプール5ポンド+PEシステム
ルアー : OSP オリカネ虫

ロッド : フェンウィックGWT60SL-KTF Ver2
リール : ダイワ イグニスタイプR 2003H
ライン : ジャッカル レッドスプール2ポンド
ルアー : サワムラ スイミーバレット2.5" (ダウンショット)
フック : ティムコTMCフック 206BL#10(フライフック)
シンカー : ザップダウンショットシンカー1/16oz
 
   
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