サワムラ式 沢村幸弘オフィシャルブログ
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2015.07.30
15アルデバランKTFフィネススプール アップ
 
  連日暑い日が続いています体調管理には十分に留意して、水分補給を忘れず盛夏のバスフィッシングを楽しみたいですね。

さて、先日ご紹介した15アルデバランのKTFフィネススプールリリースのお知らせです!
15アルデバランは独自の遠心ブレーキシステムで微妙なブレーキ調整を可能にしています。
13メタなど他のモデルでも搭載されている可変システムですが曖昧な部分も否定できない感じでした。
しかし15アルデでは繊細な調整が明確になっったことでベストなブレーキセッティングが出来るので。超軽量ルアーでのローテーションが容易に行うことが出来るようになりましたね。
勿論KTFフィネススプールの軽量デザインによるところが大きく起因していることは間違いありません。

と言うことで純正ブレーキシステムの移植手順とレスポンスアップに必須のパーツも併せてご紹介してましりましょう。

初めにメーカー取説に準じて4つのブレーキブロックをOFF状態にしてから取り外します。
フィネススプールに付属のプーラーでSVS本体を取り外します。
プーラーに4本の並行ピンを挿入してブレーキユニットを支持するのですが、
支持する位置は下記画像赤丸内の下面になります。
作業画像はクロナークですが同様ですので参考になさってください。


プーラーの上面のセンターの穴に蝶ネジを浅く(プーラーの肉厚分程度)装着しておきます。
次にプーラーの4つの穴を上記赤丸のへこみ部と一致するようにかぶせて、4本のステンレス並行ピンをそれぞれの穴へ挿入してゆきます。
この時並行ピンが抜けてしまわないように指を上手に使って押さえながら挿入して行き、4本が決まったところで蝶ネジをゆっくり締めこんでゆくと、ブレーキユニットが持ち上がっていくことで取り外すことが出来ます。


ブレーキユニットが外れた瞬間に並行ピンがフリーになるので散乱してなくしてしまわないようにテーブルなどの上でタオルやティッシュを敷いてその上で作業するとよいでしょう。

純正スプールから外したSVSユニットをフィネススプールへ装着しますが、斜めにならないように注意しながら挿入し、確実に奥の段差で止まるところまでしっかり入れます。 下記画像のようにシャフトとプーラーの面位置の状態になっていればOKです。


ブレーキブロックを2個または4個の偶数で装着して完了です。


次にベアリングの装着です。
15アルデバランのベアリングにはサイレントチューンと称されるスプリングテンションでベアリングを押さえる構造を採用しています。
今回の15アルデバラン用KTFフィネススプールには純正パーツも移植します。

ご自身での作業にはスプールシャフトピンの脱着でスプールベアリングリムーバーが必要となります。

ベアリングのサイレントチューンは装着したスプリングテンションによってある程度の回転を抑え込む状態となる為、完全なフリーの状態にはならないのでスプールの回転をスポイルするため快適なピッチンやフォール性能でゴキゲンなフィーリングを損ねていると感じるのです。
そこで完全フリーな回転レスポンスで気持ち良くご使用頂く為にも付属のアダプターを純正スプリングの代わりに装着することで100%のポテンシャルを発揮させることが出来るのでパーミングカップ側のベアリング換装と併せてのスプールフリーのセッティングをお勧めします!
1、最初に黒いアダプターを装着。
2、ベアリングを装着。MBSのベアリングの見える方を内側にます。(スプールセンター側)
3、純正の白い樹脂の段付きワッシャーの小さい段(小さい径)の方をベアリング側にしてスプールシャフト
  ピンを装着します。


ベアリングのサイレントチューンを生かす場合は
1、最初に純正のスプリングを装着。
2、ベアリングを装着。MBSのベアリングの見える方を内側にます。(スプールセンター側)
3、純正の白い樹脂の段付きワッシャーの小さい段(小さい径)の方をベアリング側にしてスプールシャフト
  ピンを装着します。


現時点の換装状態での総重量はナント125g  ゴキゲンなベイトフィネスモデルの完成です!
15アルデバランのKTFフィネススプール


換装カラーパーツについては改めてご紹介します♪
画像のカーボンスタードラグの完成までもう少し時間を要しますがご期待ください。

 
   
2015.07.14
TOP50第4戦桧原湖を振り返って
 
  2週間前のプリプラクティス時には東北地方の梅雨入りもない状況でしたが連日の雷雨などそこそこの降雨もあり比較的容易なレイクコンディションで季節の進行と減水を想定しシャローからディープに至る様々なパターンを見極めて終了。

公式プラクティス時は梅雨明け前の桧原湖と言うこともあってかなりまとまった降雨となったが、コンディション変化を探る中でディープレンジ7〜9mでのネコリグを柱としたパターン見出し、本戦中の天候変化によってレンジやルアーローテーションを合わせて行くマネジメントを組立て2日間のプラクティスを終えた。

Day1
迎えた初日はフライトと選手の動向で超メジャーな大場所をセレクトすることとしていた。
しかしフライトは30番・・・。
前日も非常に熱かった張り出しへダメもとで向かったところ見た感じでもう1艇入れる余裕あった。
因みに全ての選手のスタートが終わった時点でこの張り出しには合計6艇の選手が終結した。


ウェイト制となったことでラージマウスの選択肢もあったが敢えて手堅くスモールマウスでリミットメイクをし ベースウェイトを得てから勝負に出るというのが初日のプランだった。
しかし前日まで非常に熱かったこのエリアでまさかのノーバイト。(他の選手も同様だった)
時間をかけずしてこのスポットを見切ったのだが、プラクティス時のコンディションとは確実に変わったことがここでのノーバイトで判断できたと言っていいだろう。

その後レンジとルアーセレクトを変えその日その時を釣るというテーマで探りながらも9時過ぎにはリミットを達成。しかし2キロ後半のウェイトでそこからはシャローのビッグスモールとラージマウスをメインに集中力を高めていったのだがキッカーとなるサイズに口を使わせることが叶わずストップフィッシングを迎えることとなった。

Day1のウェイトは2,928g/33位と大きく出遅れてしまった。


Day2
昨日と同じマネジメントでは予選通過も微妙なのは明白。
そこでリスクを承知でスタートフィッシングから勝負に出る戦略でシャローメインにプランを組み立てたのだが、何かが違うのかスタート直後の時間帯では全く反応もなくサイト出来る個体もほぼ皆無だった。

そこで一旦エリアとレンジを変えディープでの反応を見ながらルアーローレーションしてこの日も10時過ぎにはリミットを達成。
その後は梅雨の最中とは思えないほどの日差しと高気温に状況は変化してゆく中で再びシャローにシフトしロングディスタンスでシェイドをベイトフィネスでアプローチするとファーストキャストで800gのナイスなスモールがバイト! ルアーは3.8スイミーバレットの1/64ozネコリグ。
すぐ後に同様のシチュエーションでまたも推定800gを同ルアーでフックアップ!!
しかし木の枝にラインが巻いてしまい。すぐさまボートを近づけるも微妙にネットの届かない水深で一進一退の状況となってしまい 無念のラインブレイクでロストしてしまった。
この時 すでに14時少し前。そのエリアの同様のシチュエーションを隈なく撃って行くもそう簡単ではない。
そこで移動してタイミングを計ることとしたのだがその際のライブウェルチェックで、 ディープで捕った580gが完全に体色が変わってしまい全く呼吸していないという衝撃の事実。
昨年の野尻湖戦でも謎のデッドを経験しそれ以降全試合でエアレーター常に回し続けていたのだが・・・。
残すところ1時間でこのデッドフィッシュを取り返すべくこれ以上ない集中力とメンタルキープで挑んだのだが1度のミスバイトに終わり 無念にもストップフィッシングとなってしまった。

結局4本でのウェインとなりウェイトは2,508g/41位と撃沈。
言っても仕方ないが、死んでいなかったら予選通過で決勝を迎えることが出来たはずだった。


予選順位は40位。
無念としか言いようがない。
それ以前にコンディション変化に適応できなかった自己嫌悪のほうが強いのが正直な気持ちだ。
年間暫定ポイントランクも7位まで落としてしまったが、気持はすでに切り替えて最終戦に向いている。

JBトップ50 第4戦 エバーグリーンCUP

メインタックルデータ
ロッド : フェンウィックGWT60SL-KTF Ver2
リール : ダイワ イグニスタイプR 2003H KTFチューン
ライン : ジャッカル レッドスプール2.5ポンド
ルアー : サワムラ スイミーバレット2.5" (ダウンショット)
フック : ティムコTMCフック 206BL#12(フライフック)
シンカー : ザップダウンショットシンカー1/16oz

ロッド : フェンウィックGWT56SL-KTF (スペシャルプロト)
リール : ダイワ イグニスタイプR 2003H KTFチューン
ライン : ジャッカル レッドスプール2ポンド
ルアー : サワムラ スイミーバレット2.5" ネコリグ
フック : ティムコTMCフック 206BL#12(フライフック)
シンカー : サワムラワンナップシンカー 1/42oz

ロッド : フェンウィックS-TAV60CL-KTF(60thモデル)
リール : KTF 15アルデバランフィネス
ライン : ジャッカル レッドスプール BFスペック 8ポンド
ルアー : サワムラ3.8スイミーバレット ワンナップシンカー1/64oz ネコリグ
フック : ワイルドモスキート#1

ロッド : フェンウィックS-TAV610CMH(プロトモデル)
リール : KTF アルファス ネオ
ライン : ジャッカル レッドスプール 16ポンド
ルアー : ゲーリーフラッピンホッグJr 1/4ozテキサスリグ

この一戦では非常に多くのプロト製品を実践投入していたのですが、後日それぞれをご紹介していきますのでご期待ください。

そして最後になりましたがこの第4戦までに叱咤激励を下さる皆様に心から感謝いたします。
最終戦は見ていてください!
 
   
2015.07.09
準備完了!
 
  いよいよ明日からTOP50第4戦桧原湖の開幕です。

公式プラクティスを終えすべての準備を整え明日を迎えるのみ。
レイクコンディションは決してイージーとは言え無いが全力を尽くします!
 
   
2015.07.04
15アルデバラン フィネス!
 
  TOP50第4戦桧原湖まで1週間。
プリプラクティスから2週間を経て大きく変わっていることも想定しながら徐々に準備を進めている段階。

そんな最中ではあるけれど一つご紹介しておきたいものがあるので
実はすでに実戦では投入している15アルデバラン フィネスです!
この15アルデは非常に軽量なベースモデルでパーミング感もコンパクトでベイトフィネスモデルとしてこの上ない造りになっている。
そしてこやつにこれまでの経験とノウハウを凝縮したスーパーハイレスポンスフィネススプールをインストールし オフセットカーボンハンドルとカーボンスタードラグを装着し各カラーパーツの搭載で126g迄軽量化した最軽量モデルとなった。
そのキャストフィールは実にゴキゲンの一言!
15アルデバランのスプールマテリアルも軽量&強度に優れるG1ジュラルミンを採用し
スプール単体重量は5.8gで仕上げることが可能となり、この軽さとスプールデザイン そしてマイクロボールベアリングシステム&スーパーフィネスルーブの相乗効果によって明確にスプールレスポンスが向上!


ブレーキのセッティングは個体差による違いがあるので参考値程度にしていただきたいのですが、私の現時点でのベストはブレーキブロックは2個外して1個出しでブレーキダイヤル4前後で非常にイージーなセッティングに仕上がっています♪
ブレーキシステムは純正SVSを移植しますのでその手順やカラーパーツの換装も含め製品アップ時にご紹介しますのでご期待ください!

 
   
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