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2007.07.31 |
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良いはずが無い! |
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本日のお題は書こうかどうか非常に悩んだのですが、あえてお話ししたいと思います。 先日お客様からメンテナンスのご依頼でお預かりしたエレクトリックモーターなんですが、機種はTR82Vデジタル。現行よりひとつ前のモデルです。
まず初めに作業を行う前に必ず作動チェックを行います。この時点でモーターケース内から明らかにパワーケーブルとアーマチュアが干渉している音が激しく出ていました。ヘッドを開けてビックリ! ノーマルとは明らかに異なる太さのケーブルに交換されています。 線経は8sq
すぐにスタッフがお客様に、この改造は?とお尋ねしたところ、 某ショップで行ったという返答を頂いたようです。
モーターケースを開けてみるとやはりコミュテーターとの干渉が見られました。 圧着端子は金メッキ加工されたものを使用しています。
つまりKTFスペシャルエディションのパワーケーブル1本通しを参考に8sqに交換したと言うことです。 そのショップはもちろん、加工している本人も知っている人間です。 遺憾に思う気持ちはもちろんですが、この場合問題はそれではなく その作業内容にあります。
エレクトリックモーターの構造はシンプルで、手先の器用な者なら、なんら特別な技術を持たずしても 分解組み立てくらいは出来ます。 ※もちろん構造上の留意点があるので、ご存じない方は手を付けない方が賢明ですよ。
「安易な考え」のもとに行った作業が、至る所に見られ、 とてもショップで行うそれとは到底思えないお粗末な作業でした。 私だって人間、もちろん過去に作業ミスもありました。 しかしこの改造はミスではなく、全く別の話。
私が初めてエレキにチューンを施したモデルはモーターガイドF43V-36。12V-43ポンドのエレキで、54ポンドのモデルをあっさり抜き去る速さを持っていました。 TR54Vも手がけ24Vモデルに肉薄するスピードも手にしましたが、いずれも諸刃の刃で、耐久性に大きく劣りました。12Vのモデルでありながらアーマチュアが真っ黒焦げになるのを何度も経験し、次第に24V、36Vのモデルでパワーと耐久性を両立させることを課題に結構楽しんでましたね。TOP50のエレキ戦が始まった頃のことです。試合中ナイスキッカーを持っていながら、焼いてしまい、帰着遅れなんてこともありました。 そしてモーターの知識、ノウハウ、そして試行錯誤の中からKTFスペシャルエディションを創り上げました。それは手を加えることが好きで、より速くしたいという想いからです。
だからこそチューンドモデルはもちろん、ノーマルでも良く吟味して欲しいと思うのです。 エレクトリックモーターはバスフィッシングでのタックルでも高価な物ですから!!
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