サワムラ式 沢村幸弘オフィシャルブログ
2008年12月
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2008.12.29
2008を振り返って
 
  2008年は皆さんにとってどの様な1年だったのでしょうか。
以前にも書いたはずだが本当に1年の経過が早く感じる。今一度私自身の2008を振り返ってみると、
今年はルアマガで厳寒の霞ヶ浦取材において起死回生のパターン発見から始まり、
フィッシングショー大阪、横浜では普段お会いすることの出来ない方々と出会う事が出来、
多くの方からパワーを授かり本格的シーズンがスタートした。

TOP50のトーナメントトレイルは第1戦徳島県旧吉野川のプリプラから「パターン激見え!」
手応え充分で今回は勝てると言う確信を得ることが出来た程絶好調だった。
しかし春のバスは動きが早く、ほんの少しのコンディション変化でも大きくパターが変わる。
もちろんそんなことは百も承知で挑んだ初戦はかろうじて予選は通過したが、
復帰初戦の今江選手と仲良くケツ持ちという予想もしない結果となってしまった。
旧吉野川。スポッツの多いフィールドだ

昨年最終戦の銀山湖でのトーナメント最中に父が他界し、その状況下でコンセントレーションを維持し
食らいつきながらも順位を落とししまい結果年間ランクは4位となり、皆からはジンクスめいた事を耳タコが出来る位聞かされたのだ。
ランク4位はトラブルやミス、あり得ないことが起こると言われているが、そんなジンクスなどあろう筈がないという思いで挑んだ2戦目の七色ダムでは、やっぱりあるのか?とさえ思ってしまう1kgものペナルティを犯してしまう事で大きくマネジメント変更せざるを得ず全く噛み合わないまま、過去最低の順位でそのトーナメントを終えることとなってしまった。

この時はジンクスに対して少しナーバスになってはいたが、
応援してくれる方々のためにもそんなことは言っていられるはずがない!
気持ちを入れ替え、とにかくモチベーション全開で3戦目の野尻湖に挑み、試合展開としては決して満足の行くものではなかったが、時には神がかっていたと言っても過言ではない追い風を感じるシーンもあり、釣りビジョンをご覧になった方は記憶にあるかも知れない。

アジャストの困難なスモール戦




第4戦桧原湖のプリプラでは勝つ為に不可欠と言われたラージマウスのストロングパターンを見極めることに成功した。しかし減水というファクターによるパターン崩壊もあり得る中、本戦までの2週間は気の休まる日がなかった程だ。
そんな状況下ではあったがほんの少しアジャストする程度の範囲でラージパターンが存在し続けていることを確信。
三日間のエリアローテーションなどマネジメント通り完璧な展開で戦うことの出来た1戦であり
試合では負けたが、勝負では完全に勝ったと言っていい生涯でも記憶に残るパターンフィッシングだった。
パターンフィッシング&マネジメント


オカッパリオールスター(オカクラ)は勝つまでは足抜け出来ないと言う高いモチベーションで出挑んでいるが、今年の北浦はいかんともしがたい状況に苦しみ抜いた・・・、
結果は抜きにして楽しさ爆発のオカクラは次こそは必ず!
そして今年もエントリーすることの出来たバサクラでは1週間の練習期間を設けたにもかかわらず確信の持てるパターンを見出すことが出来なかった。しかもエンジン (HPDI-250ps) の焼き付きというおまけま付きだ! しかし見えていないなりのマネジメントはほぼ完璧と言っていいかも知れないが、運や、ミスなども実力の内の一つ。 さらに精進せねば。

上出来の3位。



そして今シーズンの公式トーナメント最終戦はTOP50第5戦遠賀川。
プリプラから完全勝利のマネジメントに沿った練習によって高い精度の結果を得る事が出来た。
初日からマネジメント通り釣果を抑え予選結果は暫定トップ。
今だから言えるが99%優勝を確信して臨んだ最終日だったが、残念ながら神は自分を避けるかの如く、タイミングの悪さと微妙なコンディション変化によって前日までの確信は完全に崩壊し、メンタル的にも近年希に見る苦しい展開となり、応援してくれる方々の期待を大きく裏切る結果となってしまった。
・・・


こうして振り返って見るとそのほとんどがボヤキの様に思われるかも知れないが、決してそうではない!
後悔がないと言えば嘘になるが、その時々で自らが最良と考え攻め続けた中で得たものであり、
胸を張れる結果を残すことの出来た1年だった。
 
   
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