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2017.11.10 |
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ベアリングについて その1 |
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ここ数日は暖かな日が続いていますが富士山は再びうっすらとですが雪化粧となりました。 河口湖の水位も先日の台風21/22号の降雨によって それ以前の最低水位から今日まで徐々に増え続けおよそ3mも増水となっていて、周辺の景観は久しぶりに見る河口湖に戻ったと言う感じです。
さて、今日はベアリングについて以前から多くご質問を頂いている装着の向きについて触れて見ようと思います。 その前にチョット。 今ではリールのポテンシャルを引き上げる為にセラミックボールベアリングに換装するのは最もスタンダードなチューンとなっています。 そもそもセラミックボールベアリングによるメリットとは? ベアリングの命ともいえるボールの加工精度がステンレスやスチールボールより真円に出来る事でより滑らかな回転が実現します。 ボール自体の比重も軽いことから回転の立ち上がりも向上し、少量の潤滑油でも十分なパフォーマンスを発揮するため低摩擦で回転することから「よく回る=気持ちよく飛ぶ!」と言うことになります。 故にハイクオリティなIXAセラミックボールベアリングが多くの方に選ばれる理由にもなっているわけです。
そして金属ボールよりセラミックは硬質である為ライフも長いと言う特徴がありますが、逆にボールレースの摩耗も若干早まる傾向があることから。回転性能と寿命の良好性を保つためにも、定期的なベアリングのメンテナンスを行ってあげる必要があります。 但しメンテナンスサイクルに関してあまりナーバスになる必要はありません。
M.B.S.(マイクロボールベアリングシステム)は小径ベアリングでの立ち上がりレスポンスに優れることから軽量ルアーをゴキゲンにアプローチするベイトフィネスモデルには必須です。 因みに私は1/2オンスのキャリラバを使用する際にもフィネススプールに12ポンドラインフル巻きでMBSを装着して使用しています(あの軽快なレスポンスが大好き!)
つまりハイレスポンスとフォールの際の低抵抗を意識したセッティングで、MBSがベイトフィネスオンリーと言う事ではないと言うことです。 しかしライフと言う点ではスタンダードサイズ(834以上)のベアリングに分があり 使用するオイルによっても異なりますが静粛性と言う点においても優れますので”巻の物リール”にはやはりスタンダードサイズが好ましいと言えます。 画像左がMBS、右がスタンダードサイズ (共に装着サイズは1034)
セラミックボールの自体の大きさも随分と異なります。 この様にセラミックボールが見える面を「表」と表現します。 これに対して「裏」と表現するのが下記の画像です。
だいぶん遠回りしましたが本題のスプールやパーミングカップ、ハンドルノブなど各所への装着の向きですが、 どちらの面を上にしてもかまわないのはスタンダードベアリングです。 MBSに関しても基本的にはどちらでもOKですが、メンテナンス性などの点から「表」が見える向きの装着がベストです。 唯一の例外は12アルデバランの純正スプールとKTFフィネススプールの初期モデルでその当時の製品だけは「裏」で装着します。
次回はベアリングのメンテナンスについてです。
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