サワムラ式 沢村幸弘オフィシャルブログ
2008年2月
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2008.02.13
これほどきつい取材は初めて!
 
  昨日は本当にごめんなさい。
自宅到着は9時ぐらいでしたがあまりに眠さの方が勝りダウン寸前でした。

さて、3週連続の取材によって霞ヶ浦水系のバスのコンディションはほぼ完全に把握できたといっても過言ではありません。
その初回は昨日と同様の冷たい雨で、エリア選択やバスのコンディションなどまったく見出すことが出来ないまま日が暮れ、
その翌週大阪フィッシングショー直後のリテイクは天候に恵まれ2月初旬とは思えない程暖かい1日で、朝一からナイスフィッシュを掛けるも皮一枚と掛かりが浅くミスってしまうなど、10を超えるバイトは得ることが出来たけれど、ことごとくフックアップに持ち込むことが出来なかったのです。
実はこの日の朝、青木大介君とエリアバッティングし、夕方の撤収時 タイムリーに再会したので、話をした所、彼もほぼ同様のバイト数を得ながらも全てミスしてしまったらしく、お互いに落胆を隠せないまま河口湖へ退散することとなったのが先週のこと。


そして天気予報以上の降雨量となった昨日、日中の気温は4度と、普通ならモチベーション急降下となる天候の中でしたが、スタートフィッシングから数分後早くもバイトがあり、
大きく曲がったロッドの先には45upのキッカーフィッシュが、
しかし水面でフックオフしてしまい、自分自身はもちろん、カメラさん、ライターさんも大きなため息・・・・・。
ただ、そのバイトでコンディションがいかなるものか理解できたのでこの日の答えを導き出すのに大いに役立ってくれたのです。
すぐ後に2回連続でバイト!しかしあわせることすら出来ず
あっという間に午後に突入、冷たい雨の中昼食も取らずに!でも私の中でのモチベーションとコンセントレーションは全開でした。なぜなら、
後がない!!
締め切り間近で今回のロケが最後なのでなんとしてもバスを手にしなければならないと言う思いからです。
冷たい雨の中コンセントレーションを保ち続けることが出来たもう一つの要因は、ボイルのニュー防寒レインウェアの高い耐寒性のおかげです。

今回チョイスしたフィールドの良いと思われるエリアをほぼ全て周り、もう一度朝一の場所へ戻ったのは午後2時を回っていたはず、
この日のメインルアーはバレット2インチ(ヨシノボリ) オフセットフックはがまかつワーム321#1 ラインはバーニッシュ4ポンド
フックセットは通常より少しテール側にセットし、ショートバイトでのフックアップ率の向上を狙うと共に、
今回の恐ろしいまでのウルトラスーパースローコンディションに対応するためのアクションはズル引き。
ただしその動かす速度はハイシーズン時でのスローリトリーブの約半分の超〜〜デッドスローです。

そして何よりも圧倒的な感度に優れるGWT60SL-KTFのエキストラファーストテーパーの繊細なティップによって、非常に弱く、微妙な  『プッ』  と言うバイトを明確に判断することが出来たことと、
バイトを感じてからバレットをくわえているのが判る程度の弱いテンションでキープさせながら、フッキングまでのタイミングを少し遅らせたことが出来たのも60SLだからこそ。タックルのアドバンテージをフルに生かすことでナイスキッカーフィッシュをゲットすることが出来たのです。

2本目の45up! 喰わせの釣りでここ一発の威力は右に出るものなし!!マイフェイバリット2"バレット
寒さで手の感覚は麻痺するほどでしたが、コンディションの良いきれいなバスは感動ものでした。

今回取材のお題は「早春の・・・」で、セオリーズのルアーで釣るのが基本であるけれど、なかなか思う様に行か無いときもある。
取材のタイミングは発売前で、ハイシーズンの簡単に終えることが出来る場合は良いのだが、
今回のように春を想定していてもウィンターシーズンの取材はほとんどの場合苦労するものだ。
ライターさんのこぼれ話で、中には『冬は釣れないから』と、取材拒否するプロもいるとか・・・・。

今回の3週連続のオカッパリウィンター取材で、スーパースローコンディションへの対応を再認識することが出来たのが私にとって最大の収穫であり、
今回の取材はかつて無い程のきついものでしたが、その分答えを導き出しこのコンディションにはめたバスを手にしたときは本当に感動しました。
そしてこの取材に心から感謝します。
詳細は今月26日発売のルアマガで!


だから寒くても雨が降っても積極的にフィールドへ出ましょうよ!!
 
   
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